富士山世界遺産登録記念 『富岳3776景』サイト開設、現在2合目に
静岡県は2014年1月23日、山梨県と連携し2014年2月23日の「富士山の日」の日までに投稿写真数3776枚枚を目標に、富士山の魅力を国内外へ発信し思いを共有することを目的に、投稿写真は二次利用可能なオープンデータとして公開する「富岳3776景」を開設しました。
サイトの「富岳3776景」は、葛飾北斎の「富嶽三十六景」と富士山の標高にちなんで名付けられています。
富士山の写真を位置情報付きで撮影し、Twitterにハッシュタグ「 #fugaku3776 」を付けて投稿し、撮影地点を付与することで、写真とともに撮影した場所などの情報が地図上に表示されます
本事業は、静岡県、山梨県及び株式会社ナイトレイ、NTT コミュニケーションズ株式会社、一般社団法人オープン・ナレッジ・ファウンデーション・ジャパンが富士山の協賛事業として設置・運営しています。
ナイトレイはイベントサイトの立ち上げやデータ収集などの技術協力を行い(関連記事)、NTTコミュニケーションズはパブリッククラウドサービス「Bizホスティング Cloudn(クラウド・エヌ) 」を提供しています。
投稿した写真の掲載状況は、平成26年2月22日(土)に国内30ヶ所で開催されるオープン・ナレッジ・ファウンデーション・ジャパン主催の「インターナショナルオープンデータデイ 2014」で紹介される予定となっており、静岡県内では、県立大学、三保松原、湖西の3箇所で開催予定となっています。
また、2月23日(日)の富士山の美しい景観や富士山に関する歴史及び文化を後世に引き継ぐことを期する日「富士山の日」の記念式典で紹介される予定となっています。
2014年2月6日現在で、約800の写真が投稿され、2合目(756枚)をクリアしています。
静岡県では、オープンデータについて積極的な取り組みを行っています。2013年8月27日には、都道府県初となるオープンデータのポータルサイト「ふじのくにオープンデータカタログ」を開設しています。
富士山やロケ地などに関する観光情報、気象観測点といった防災情報など2014年2月現在で90を超えるデータセットを公開しています。
2013年11月7日には静岡県裾野市が、市独自で取り組むよりも多く利用されると判断し、「ふじのくにオープンデータカタログ」に裾野市の人口統計や医療機関、防災や観光などのデータを公開しています。
静岡県では、オープンデータポータルの開設にあたって、約3か月間サーバーの設定からデータの整理までのすべてを県の職員だけで行った。オープンソースのコンテンツマネジメント・システムであるNetCommonsで構築しています。
富士山の世界文化遺産登録がきっかけとなり、富士山自然休養林ハイキングコースの遊歩道と案内標識の「富士山自然休養林(遊歩道・標識)」や職員が撮影した「富士山のビューポイント」などの人気が高く、観光客の増加にも期待が集まっています。
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