クラウド業界のつながりと課題認識
先日、第9回の八子クラウド座談会に参加をさせていただきました。今回も様々な業界の方とつながることができ、ビジネスの広がりも生まれました。また、先日はとあるクラウド関連団体の設立準備会にも参加してきました。クラウド関係者が集まる忘年会にも参加し、有意義な情報交換をすることができました。
クラウドビジネスは1社で完結させることは難しく、様々な事業者連携と相互にWIN-WIN関係を作り、クラウドのエコシステムを創ることが重要になると考えています。
このエコシステムを創るための大前提は、業界、そして業界を超えた人のつながりです。このつながりには、業界で競合の立ち位置であっても、クラウドビジネスを相互に盛り上げていくという考え方を持っている人が集まっています。
クラウド関連のビジネス団体、開発コミュニティ、政策関連など、クラウド関係者が集まる会合に参加してみると、そのことがわかるでしょう。クラウドビジネスは団体やコミュニティとの協調が非常に重要です。
一方で、これらの活動に参加し、中心となって活動をされている人は限られています。様々な団体活動を見ても、同じ人が掛け持ちをしているケースが多々見受けられます。つまり、まだまだクラウド関連業界の中は、人数が限られており、コアとなる人は限られています。そのコアとなる人が仕事が忙しくなり、動けなくなると、業界の動きが急速に遅くなるというケースも何度となく目にしてきました。
クラウドビジネス、そして、業界を盛り上げていくためには、社内だけにとどまらず、社外の人との接点を多く持ち、ビジネスを創りあげていくという発想と行動が大切になると考えています。クラウド業界は盛り上がりを見せている一方で、もっと多くの人が社内だけでなく社外にも目を向け、業界の層を厚くし、業界を多くのメンバーで盛り上げていくという営みがこの先、益々必要となってくると考えています。
クラウドビジネスの今後の成長をどのようなつながりでブレークスルーできるのか、ここ数年のクラウド業界における人のつながりが、今後のクラウドビジネスの行方、業界の行方を左右するといっても過言ではないのかもしれません。
オープンクラウド入門 CloudStack、OpenStack、OpenFlow、激化するクラウドの覇権争い (Next Publishing(Cloudシリーズ))
担当キュレーター「わんとぴ」
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