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「GALAPAGOS」と「GALAXY Tab」

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10月7日、「CEATEC JAPAN 2010」に参加してきました。12時から電子情報通信学会のセッションで、講演とパネルディスカッションがあったため、午前中に興味のあるものだけ急いで見てきました。

一番関心があったのは、タブレットです。その中でも「GALAPAGOS」と「GALAXY Tab」のどちらがいいか、自分の手で触って確かめてみたいと思いがありました。

GALAXY Tab について

まずは、ドコモのブースに行って、サムスンが提供する「Galaxy Tab」を見てきました。実際に触ってみた感触としては、想像以上に軽く、画面も軽快に動くという印象でした。iPadの重量には、やや不満を感じいたので、この重さだったら毎日持ち歩いても大丈夫でしょう。

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7インチ(1024 x 600 画面)タッチスクリーン、Cortex A8 1GHzプロセッサ搭載し、重量は380グラムはとても魅力的で、ジーンズの後ろポケットにも入るように、非常にモビリティ性の高い端末となっています。OSは、Android 2.2を採用しており、Flash Player 10.1をサポートしています。11月下旬に発売されるようです。

さらに、Webカメラ、背面には動画を撮影できる300万画素カメラを備えており、チャットなど、コミュニケーション用の端末としても活用できるでしょう。動画再生機能においては、1080pの解像度でのHD動画再生ができ、iPadの720pでの動画再生機能を上回っています。microSDスロットが搭載されているのもデータのやりとりなどができて便利です。7時間駆動もまずまずでしょう(関連ブログ)。

ドコモでは、電子書籍のトライアルサービスを10月下旬からスタートさせます。トライアルサービス期間中に50タイトル程度を提供する予定とのことで、ビューワも複数用意するようです。

「GALAXY Tab」の価格は、ニュース記事によると2年間3Gを使う場合、4万円ちょっとの価格のようです。気になるのは、3Gの契約をせず、端末だけを購入する場合の価格です。係員に確認をしたところ、検討中の段階ではあるがと前置きした上で、3G契約と端末だけの購入とでは、おそらく数千円程度で大きな開きはないのではないか、というお話をされていました。端末だけでも購入でき、価格も4万円台でおさまるとすれば、非常に魅力的です。

 

GALAPAGOS について

次のシャープのブースで「GALAPAGOS」を見てきました。ディスプレイの大きさは5.5インチ(1,024×600 画面)です。若干、「GALAXY Tab」よりはやや軽いという印象です。係員に重量を聞いたのですが、まだ重量については公開できないとのことでした。10.8インチもあったのですが、これらは今自分が持っているiPadの大きさとほぼ同じのため、自分の興味の対象には残念ながら入りませんでした。

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「GALAPAGOS」で注目されるのは、やはり電子書籍サービスです。新聞や雑誌、書籍を約3万冊そろえて、年内にサービスが開始される予定で、「GALAPAGOS」が12月末ということを考えると、ほぼ同時期に提供されると考えられます。電子書籍フォーマットには次世代XMDFを採用されており、日本語の複雑な誌面レイアウトや映像など動的コンテンツなどにも対応しています。端末側ではHTML、PDF、ePUBもサポートされるので、その辺は安心でしょう。価格は未定ですが、「GALAXY Tab」とほぼ同等価格ではないかと予想されますが、発売日が少し遅いということと、ディスプレイの大きさが小さいということを考えると、若干安めの設定をしてくるのではないかと感じています。

 

最後に

では、どっちがいいか?というと、正直迷います。ただ、文字の大きさを考え、7インチのタブレットが今後、多く登場してくることを考えると、7インチの端末を選ぶという考え方はあるでしょう。まだまだ、折を見て、もう少し詳細にかつその他のタブレットも含めていろいろと比較をしてみたいと思います。

 

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