クラウド化で得た時間でさらに幸福を感じることができないのはなぜなのか
ニューズウィーク版(2009.10.28)の特集『クラウド化 知的生産革命』の中に興味深い記事がありました。「デジタル時代の7つの習慣 The Seven habits for the Digital Age」です。
クラウドコンピューティングの普及により、個人の生産性や組織の効率性が向上し、仕事をより短時間で過ごすことができるようになっているのに、人々は毎日をストレスを感じながら忙しく過ごし、幸せを感じていないと指摘しています。以下引用します。
そこ(クラウド)で得られた得られた時間によって、われわれはさらに幸福を感じ、職場への貢献に満足し、大切な友人との関係をうまく保つことができているのだろうか。雇用主や顧客はより大きな価値や創造性、そして業績を手にいれているだろうか。効率性が高まることで家族はより多くの時間を一緒に過ごし、互いを心配し、助け合っているのだろうか。(中略)クラウド化で得た時間でさらに幸福を感じることができないのはなぜなのか
最新技術は素晴らしい働き手はあるが、同時に最悪の雇用主でもあると指摘しています。その中で、人間の内面の選択する能力や自分の創造する能力を発揮させていくことが重要であるとし、デジタル技術を人生の最も大切な目標のために役立たせるべきであると助言しています。
最後にデジタル時代における習慣を3つ紹介しています。以下ポイントを紹介します。
習慣1「主体性を発揮する」
メールや携帯に振り回されず、状況を見ながら主体的に選択すること
習慣2「目的を持って始める」
自分の人生で最も重要な目標や人間関係のために、デジタルツールを活用すること
習慣3「重要事項を優先する」
重要事項を優先して実行し、最高の仕事をするために、自分の能力を高めるデジタル機器やソフトの習得に時間を費やすこと。
例えば、ブログやTwitter等を使うのは確かに楽しいのですが、それだけでなく何か目的を持って使いこなし、主体的に選択し、優先事項をおろそかにせず使いこなせるようになると、きっともっと幸せを感じるようになるのかもしれません。