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グーグルのインセンティブ構造

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グーグルの企業の成長力が著しいことは皆さん既にご存知かと思いますが、その成長をさせえているのはグーグルで働く社員、つまり、グーグラーです。

 
不機嫌な職場」の書籍の四章に「協力し合う組織に学ぶ」では、グーグラーにとって、

  • 働きやすい環境
  • 世界のトップクラスの仲間
  • お互いに認知される風土
  • そして、エンジニアにとって価値のある報酬

が整っている点を述べています。

 
インセンティブ構造を働かせるための経営者の取り組みとして、

仕事環境のデザインの取り組みを紹介し、社会の評価の仕組みや認知の仕組みの環境づくりを強調しています。経営者は、環境デザインを行うことにより、企業としての競争力を高めると同時に、エンジニアにとっての本質的な喜びをデザインしています。

 
グーグルでは、

  • フラット(上下関係のなさ)
  • リスペクト(相互尊重)
  • フェア(公平性)

という価値観を重要と考え、その価値観を組織の中に徹底することでエンジニアの働く意欲の沸く環境を作り出しています。

 
そして公私混同の環境デザインです。

公私混同を積極的に奨励し、仕事と生活の一体化することによって、能力を最大に発揮しようとしています。自分のデスクを思い思いデザインし、個人がくつろげる環境を作っているのを目にしますが、その一例と言えるでしょう。

 
クリエイティブな組織からヒントを得る

グーグラーが働く環境は、グーグルの成長からもわかるように、協力しあう組織や社員の働く意欲を高めるためのインセンティブ構造をつくるなど、形はシンプルですが、様々なヒントが埋もれており、我々も学ぶべき点は多いのではないかと感じています。

 

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