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「エンタープライズ2.0 Day」レポート

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今日は1日休みをとって、「REALCOM エンタープライズ2.0 Day ~企業を変革するエンタープライズ2.0」に参加してきました。小林さんも「「全国ポータル検定」、まもなく登場?」というテーマで本セミナー模様を紹介しています。ITmediaさんも協力されているようですので、詳細な内容が紹介されることと思います。

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本セミナーはWebで見ると満員御礼になっており、会場もほぼ満席になるなど、エンタープライズ2.0に関する関心度の高さを改めて感じました。

 
私が参加したセッションはキーノートの「エンタープライズ2.0 次世代ウェブがもたらす企業変革」、そしてA-1「リアルコムのエンタープライズ2.0戦略」とA-2「エンタープライズ2.0成功の9つの秘訣」の3つに参加してきました。その内容のポイントと感想を紹介させていただきます。

 

エンタープライズ2.0の意味と2つ具体的ソリューション

本セミナーの中で、エンタープライズ2.0の定義を“ウェブ2.0の技術やコンセプトに影響を受け進化する次世代企業情報システム”とし、エンタープライズ2.0の2つの具体的ソリューションとして①集合知BlogSNSWiki、サーチ)、②マッシュアップ(マッシュアップポータル、RSS、アクティビティログ、メタデータ)としています。

 

2つのソリューションは何を解決するのか?

企業それぞれには、Goal(ビジネス目標)があり、目標達成のためにはIssue(課題)をSolution(解決)していかなければなりません。集合知は“コミュニケーションや知識活用・ネットワーキングの課題を解決し、売り上げ向上やQCD向上へとつながる”とし、マッシュアップは“システムの相互運用性や柔軟性の課題を解決し、システム全体の変化適応の向上やシステム構築のスピードコスト改善を行う“ことができるとしています。

 

システムと9プラクティス

A-1のセッションではKnowledgeMarket® EnterpriseSuite V4の製品概要の紹介があり、公式ページと非公式のページをつくり、まじめな情報と柔らかな情報を使い分け、マイポータルで自由に設定できる環境そしてKnow-Who機能の充実等の点を訴求しています。そしてA-2のセッションでは、知識共有プロジェクトの成功の秘訣として、A:土台、B:戦略そしてC:戦術の3つのカテゴリに分かれた9プラクティスを抜け目なく実施して成功に導いていくことの重要性を紹介しています。

 

行き着くところは「人」と「プロセス」

以前、ITmediaエンタープライズの「エンタープライズ2.0時代の到来:“2.0”は企業内コラボの特効薬なのか(8/1)という記事の中で“ヒューマン×プロセス×テクノロジーの三位一体改革”の必要性を書かせていただきました。本セミナーにおいてもIT以外に「人」「コンテンツ」「プロセス」をきちんと検討していくことが成功への鍵になるとしています。

 
また、昨日「社内SNSやイントラブログは自由か?それとも統治下か?」の中でも書かせていただきましたが、「人」「プロセス」面においてどの程度ルールを決めて、どの程度自由にさせていくかというのも企業の規模や業種や風土そして情報の量や質のバランスを見極めながら舵取りをしていくことが重要になっていくでしょう。

 

最後に

キーノートの吉田氏の講演の最後のページに、 エンタープライズ2.0は、人と人とが組織の壁を越えて有機的につながった、21世紀のワークスタイル・ライフスタイル”という文言をのせています。今までのシステムと決定的な違いは人と人とのつながりが大きく関係することです。だからこそ、それぞれの企業に適したワークスタイルのあり方を今じっくりと考えていかなければならない時期にきているのかもしれません。


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