「全国ポータル検定」、まもなく登場?
今日は「REALCOM エンタープライズ2.0 Day」に来ています。その名の通り、リアルコムさん主催のイベント。ちなみに ITmedia さんも協力されていて、グーグルさんやIBMさんなども協力・協賛に名を連ねています。
先ほどのセッションで KnowledgeMarket® EnterpriseSuite V4 の解説があったのですが、「社内パーソナライズド・ホームページ」といった感覚のインターフェースが用意されている点に興味を引かれました。いわゆる社内ポータルサイトは「ポータル」という機能で実現されると同時に、「マイページ」という機能で必要な情報をカスタマイズして配置できるようになっています。情報はパーツ(ウィジェット)として表示され、ドラグ&ドロップで感覚的な操作が可能。パーソナライズド・ホームページの代表例である NetVibes や iGoogle と全く同じです。
ポータルサイトというと、これまでは Yahoo! のような固定的なページが想像されたわけですが、これからはカスタマイズできて当たり前になるのでしょうね。リアルコムさんの製品のように、それは社内ポータルの世界であっても同じなのでしょう。会社として見てもらわないと困る情報は、ある程度固定した上で(ちなみに KnowledgeMarket では上記の通り、「ポータル」「マイページ」を分けるとともに、管理者が「ユーザーが必ず見なければならないウィジェット」を指定できるとのこと)、部門あるいはプロジェクト・個人の状況に応じて自由に情報を配置させる、という風になっていくのではないかと思います。
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そうなると必要になるのは、「ポータル作成のセンス」。ITmedia 読者の方々であればご存知の通り、画面上には見られやすい部分・見られにくい部分というものがあります。スクロールしないと現れない部分にある情報は無視されやすい、のは当然として、「どのような配置にすると情報が頭に入りやすいか」ということも考えなければいけないでしょう。「どのウィジェットを入れる/入れないべきか」「配色はどうするか」などなど、さらに突き詰めることも可能なはず……。
そう、エンタープライズ2.0時代のビジネスマンは、ポータル作成が必須スキルになるのです!そして英語には TOEIC、簿記には簿記検定があるように、ポータル作成スキルにも「全国ポータル検定(仮称)」が登場するはず。僕は『一発合格!目指せポータル検定3級』という本を書きますので、ポ検合格を目指される方は、ぜひご利用下さいませ。
……というのはもちろん冗談ですが、パーソナライズド・ホームページ系のサービスで使えるウィジェットって、最近非常にバリエーション豊かになっていますよね。パーソナライズド・ホームページに限らず、いわゆる「ウィジェット」をどう選び・どう配置するかって、意外と悩みどころだと思います。いまの状況で、社内にウィジェットという概念がやってきたらどうなるだろう……と思いながら、ちょっとネタエントリを書いてみました。