学校裏サイトと子ども向けSNSとブログを比較する
7月26日、MMD研究所(モバイルマーケティングデータ研究所)は、「学校裏サイトに関する実態調査」の結果を発表しました。(調査期間は7月13日から7月17日の5日間、16,682人から有効回答)
学校裏サイトとは、非公式に立ち上げられた掲示板等の機能をもった学校非公認のサイトで、SNSなどのコミニティーは含まれません。
1:学校裏サイト「知っている」が約3割
2:学校裏サイトを知ったきっかけ 学生は「友人」、一般では「テレビ」
3:学校裏サイトの利用頻度「1週間に1回以上」が約8割
4:学校裏サイトの利用目的は、「暇つぶし」が約8割
5:不愉快な思いをする書き込みは、「荒らし」が4割超
6:7割以上が学校裏サイトへの問題視を「知っている」
7月17日、キッズ・ティーンユーザー専用のSNS『キッズスクエア』のサービスが開始されました。「キッズブログ」をはじめ、キッズ・ティーンユーザーが学校や地域を越えて交流を広げることができ、ブログの掲示板やチャットなどへの書き込みについては、担当のスタッフが目視により監視しています。
「第7回インターネット活用教育実践コンクール」において「つながりと感動をありがとう-ブログを活用した鮭稚魚飼育観察学習-(PDF)」が文部科学大臣賞(学校教育部門)を受賞しました。
ブログはそのほか、「ブログを学校の総合学習と情報モラル教育に活用する時代」や「ブログを小学校の海外交流に活用する時代」でも紹介させていただいたように、学校教育にも積極的に活用されようとしています。
学校裏サイトとSNSとブログの概要を少し紹介してみました。学校裏サイトは社会問題となるほど問題視されていますが、SNSとブログに関しては、文部科学大臣賞や実証事業でも利用されるように、学校教育に積極的に活用していこうという動きが見られます。