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企業に影響を与えるITキーワードWeb2.0を働き方の観点から考える

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2006年~2007年日本企業に最も影響を与えたITキーワードはSNS、次にくるのがWeb2.0日経BPコンサルティング20072月に実施した調査結果です。今年はSOX法が最も旬なキーワードになっていますが、20010年以降はWeb2.0が最も旬のキーワードになっています。

コンシューマの世界では、Web2.0というキーワードは一段落してきていますが、ビジネスの世界では、いまだ関心の高いキーワードとなっています。

日本企業に影響の与えるWeb2.0とは何なのか? いろんな解釈があるかと思いますが、今回は個々のビジネスマンの働き方の観点から考えてみたいと思います。

 

仕事を2.0的に
仕事の効率化や新しいコミュニケーションスタイル等で2.0的に仕事をしようとしているビジネスマンが増えてきています。書籍でも“SNS的仕事術”、“Web2.0的仕事術”、“ヒューマン2.0、“デジタルハック”等2.0的働き方をテーマにした書籍が結構売れています。会社の情報システム部門がトップダウン的に構築する情報システムだけでなく、自らが自分にあった情報ツールを選び、仕事にもプライベートにも活用していくというスタイルが浸透しつつあります。

 

企業の中の変化と世の中の変化のギャップ
大企業の場合、組織効率化のため人事移行が伴う組織再編を行い、役職別のミッション明確にした組織をつくる傾向があります。一方コンシューマの世界では、マッシュアップと言われるように、離れていても作業は共有でき、フラット的な環境の中でかつ自由度の高い作業をすることができます。

Web2.0時代と言われるようにコンシューマの世界ではここ数年間急激な変化がありましたが、企業の組織や情報システムにおいては情報セキュリティ対策等、法令順守の対応に時間を割く傾向があり、変化をあまり感じない時期でもありました。

 

働き方をどっちにあわせるか?
企業のサラリーマンである限り、企業のルールに基づき企業の中の情報システムを使うことは当然のことです。さらに、1割か2割でも社外のWeb2.0に目を向け、時代の変化を感じながら、自分の働き方に生かしていく活動が必要になってくると考えています。

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