現場力から個人力へ
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雑誌や新聞を読んだりすると良く気づくのですが、大手企業の経営者の方がよく口にする言葉があります。「現場の力」や「現場の声」という言葉です。現場の声を反映させていくためにアンケートを実施したり、社員を集めて意見交換会を実施したりするケースも多いと思います。
アンケートは一般的な傾向を知るのでは有効であると思いますが、奇抜なアイデアや新しいビジネスモデルを考えている社員がいてもその意見は反映されることは比較的少ないと考えています。また、経営者と現場社員との意見交換会も実施するケースは多いのですが、各部から選ばれた社員が参加し、模範的な意見を述べて会議が終わるというケースが比較的多いのではないかという印象をもっています。
アンケートや意見交換会は、現場の声を吸い上げることができたということは一定の評価はできるかもしれません。ただ、競争に勝っていくには、現場の声をさらに正しくひろいあげていく必要があり、そのためには例えば各社員が一定のルールに基づき
自分の意見や新たなビジネスモデル等の情報を発信・認識共有し、会社側が多くの意見を参考とし、良いものは行動に移せる環境があっても良いのではないかと感じています。
現場力から個人力へシフトする時代のトレンドを感じ取り、個人の力を反映できる企業こそ、Web2.0時代に勝ち残っていける企業ではないかと最近感じています。
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