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IT、特にコンサルに携わる方々を癒すメッセージを、ついでに趣味のダーツ話も交えて・・

« 2009年2月19日

2009年2月20日の投稿

2009年2月21日 »

(私信となりますが受講予定者の方々へ少しでも早く確実にメッセージしたく本エントリを利用させていただきますのでよろしくご理解をお願いいたします)

 

株式会社パソナテック

事業企画部 御中

ならびに本日参加予定であられました受講者の皆様方

2009220

株式会社ヘッドストロング・ジャパン

ヴァイスプレジデント

北添 裕己

 

いつも大変お世話になっております。

また受講者の方々には、いつもご静聴いただき、誠にありがとうございます。

 

急きょのご連絡となり、誠に申し訳ございませんが、本日の講演を中止させていただきたい件について、お詫びの連絡を申し上げました。

 

詳細は恐縮ながら省略させていただきたいのですが、去る通勤途中に胸を怪我してしまいまして、その後静養にもつとめていたのですが昨晩から悪化し、痛みに伴う運動の制限と発声の不便が発生してしまいました。痛みはなんとかできますが発声の方がままならず、誠に申し訳ないのですが、本日の講演は断念せざるを得ないと考え、中止させていただきたく、ご連絡いたしました。

 

回を重ね、満席に近い状況で自身も張りきって準備途中ではございましたが、あまりに悪いコンディションから脱却できず、ご出席者の方々にもパソナテック関係者の方々にも、大変申し訳ないとは思うのですが、何とぞご理解を賜りたく、よろしくお願いを申しあげます。

 

本日、弊社メンバーにもバックアップさせながら、パソナテック様のご協力をいただき受講予定者の方々へ連絡に努めておりますが、あいにく連絡がつかず夕刻足を運ばれてしまった方々につきましては、些細でささやかにも程がございますが、本お詫び状と著書をお渡しいただくよう、パソナテック様にお願いいたしました。少しでもご理解の足しになりましたら誠に幸いです。

 

以上、急なお願いとなり、またご迷惑やご心労をおかけすることになり、深くお詫び申し上げます。

 

可能でございましたら、残り2回の開催に加えまして、本日予定分の代替開催が叶い皆様と再会できましたら、誠に幸いでございます。

 

北添裕己拝

TORAPAPA

個人的残念。大手ファームには大手の良さもあり、普段はライバルでもあるが結構な数の盟友も各ファームに散らばっています。ホント残念

 

対顧的には・・・

既に取引関係にあるクライアントは、即座でなくとも更新時期に契約見直しという行為はきっと積極的にするんでしょうね。ただしこれは悲観的に言ってるわけではなくて、認められた活動には継続や拡大も待っているはずです。いつも言っているように、人間資本の商売ですからね。

でも、再建に向けて頑張ってほしいとエールを送りつつも・・・BID(コンペ形式での新規営業競争)では不利になるでしょうから、そこはやっぱハードル高いでしょうね・・・

 

内部的には・・・

もともとコンサルファームはロイヤルティ(帰属意識)の薄い業界です。ただ変な話、会社に帰属しているより尊敬する個人(複数の場合はもちろんある)がいての帰属意識の方が強いので、会社に帰属意識を感じる人はファームから離脱するでしょうけど、大勢は帰属している人が健在なら「一蓮托生」になるはずです。私もきっとそうすると思いますし、今のこじんまりしたファームでも同じ気持ちです。ですからそういう帰属されてる人達をどれだけつなぎとめられるかがカギですね・・・

 

そして財務的には・・・

コンサルファームの一員が同業者にコンサルチックな意見を言うのはおこがましいことは重々承知していますが、これを言わないとエントリがクローズしないので・・・やはり、米国で一度破産(再建は果たすとしても)となると、リブランディングしないと日本法人もやりづらいでしょうね。BD(新規営業開発)では不利ですものね・・・

 

マーケット全体としても、大手が仮にいくらか分解すると、離脱した彼らが必ず別のコンサルファームとして、規模はどうあれ新エンティティ化しますし、あるいはクライアントサイドすなわちユーザサイドに転身する人も出ますから、そういう意味では活性化という観点でプラスもあります。私が信じるに当業界は非常にポジティブ志向なので、なんでも前向きに活用はするでしょう。・・・もちろん、一番はきちんと復興を果たしてほしいところでもありますが。

 

昔から時々エントリで、あるいは取材その他プロフィールでもふれてきましたように、私はもともと会計士になりたくてアーサーアンダーセン&カンパニーに入所したんですが入社前にコンサルティングがビジネスユニットとして分離することは決まっており、私は旧AC(アンダーセンコンサルティング、現アクセンチュア)に所属し、コンピュータサイエンスが学業で副業でしたからそれを活かして今に至りますが、あのときも今でもアンダーセンブランドが大好きでした。そしてAA(アーサーアンダーセン)と前職はいろいろあって離別し、そしてAAはエンロンで破たんし、べリングポイントに吸収(?)され・・・でも今そのべリングポイントが破たん・・・となると、いよいよ今度こそアンダーセンブランドが消失してしまいそうで・・・とても複雑で悲しい気持ちです。

TORAPAPA

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北添 裕己

北添 裕己

アクセンチュア、ヘッドストロングを経て現在、キタゾエアンドカンパニーで金融機関主体の経営・ITコンサルに従事、特にプロマネ領域にカリスマ的手腕を発揮

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