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IT、特にコンサルに携わる方々を癒すメッセージを、ついでに趣味のダーツ話も交えて・・

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2007年4月5日の投稿

2007年4月6日 »

履歴書じゃなくて職歴書(注1)、皆様はどのように工夫して書いていますか?面接・評価する立場から不肖経験に基づき留意・考慮点を簡単ですが解説します(注2)。

不肖、月間10件平均の面接と、その是非を決めるレジュメチェックをその2倍から3倍くらい毎月目を通しています。

外国籍の知人によく「日本人はレジュメの書き方が下手だ」と言われます。

欧米では自分を「そこまで言うかよ・・・」くらいアピールします。

「嘘じゃなければ可能な限り派手にアピール」する文化です。

それもいいですが、日本人らしさを維持しつつも「!これは・・・」と興味を自然に持ってもらえるレジュメも悪くないと思います。むしろ私はそっちが好き!

1.             最初の1枚(1ページ)で殆ど勝敗が決まります。

読む人側も結構忙しい。選考にあたり、いくらか事前評価(フィルタリング)の条件を決めてから、大量の応募レジュメをチェックしています。

いきなり職歴がだらだらはじまるようなレジュメはかなり印象悪いです。住まいや学歴・家族構成のような履歴書をセットで最初に始めてしまうようなレジュメは(申し訳ないですが)最悪です。次項で説明するような、アピールのハイライトを冒頭から盛り込み、主要な、特に宣伝したい職歴についての説明が全て1ページ目に盛り込まれるように工夫してください。

応募する企業・業界別でも特性はいろいろ変わるとは思いますが、基本、2ページ目以降は面接では読まれるかも知れないけど、面接前のフィルタリングでは読まれないと思っていた方が無難です。

2.最初に長所と特徴をアピールしましょう。

 「貴方はどんな人?」これが一番重要な最初のアピールです。仕事上の貴方の強みを最初に書きましょう。

 「特に○○業界においては多数の案件をかなり幅広い役割で経験してきました・・・」

 「特にプロジェクト管理については複数の方法論に精通している自信があります・・・」

 「特に大規模案件では数々の貢献を重ね、高い顧客満足を勝ち得てきました・・・」

 などなど・・・「おー、なかなか興味深い経験・スキルを持ってるじゃん!」と思わせるのです。・・・あ、ウソはだめですよ、モチのロン。

 特徴も大事です。性格はなかなか職歴書に書きづらいのですが、「どんな性格の人なんだろう??」・・・って、評価側はとっても興味があるのです。

「スピーディな仕事の仕方を追求しています。てきぱきと実務をこなすのが得意です」

「コミットしたことはそれが達成されるまで全身全霊で集中して仕事するタイプです」

「多少の嫌味や無理難題にも感情を表面に出さずに辛抱強く結果を出していけます」

 必ずこんなトーン・タッチのことを書けと言ってるわけではありませんが、いずれにしても自分がどんな人間なのかを的確且つできるだけ簡潔に表現できると「この人、賢いよきっと!」「これは会ってみないとね。早く会ってみたいなあ」という方向になるのです。勝手かも知れませんが、面接する側も日頃の業務は忙しいので(だから採用急募しているわけで)、全てが実りのある面接であって欲しいのです。

3.仕事歴は時系列に、ただし「新しい職歴」から順に書く。

プロジェクトや担当顧客の仕事歴を書くときにいわゆる「古い順に」書く人がいますが、基本的には推奨できません。「最近の」「最新の」成果・実績の方が大抵は興味が深いのです。

 たとえばSI経験をスタートにする大手コンサルファームの場合、新入社員はプログラマです。そのあと、デザイナ、○○リーダー、プロジェクトマネジャー・・・とか推移していきますけど、じゃあ今、オファリングしたいポジションは?・・・当然プロジェクトマネジャーかそれに類する職位・職責に違いありません。であれば最新の仕事歴から「新しい順に」書くのが気遣いでもあるし、より魅力的なレジュメのレイアウトなのです。・・・知ってるヨ、そんなこと!と、おっしゃる方も多いでしょうが、面接する立場からみると、ほんとに「古い順に」書く人多いんです。個性というか、ご個人としてのこだわりは否定まではしませんが、基本的には、・・・やっぱり損ですヨ!

4.プロジェクトの成否よりも自分がどう貢献したかの説明が大事です。

 事例・経験を書くときに、そのプロジェクトの状況や自分の役割を書くのはいいのですが、自分がどうプロジェクトに貢献したか、プロジェクトにどんなアウトプットを出したのか、について具体的に書いてないレジュメを結構見ます。

もったいないです。

 確かにそのプロジェクトがどんな目的で何をする・作るのか、どんな規模でどんな環境下で、そしてそのプロジェクトがどうなったのか、この辺を書いてもらわないと、どんな経験をしたかがわからないわけですが、その人がそのプロジェクトでどのように活躍したのか、そこがウリだと思うわけで。

 レジュメを最初に見るときはまだその人に会ってないわけで。「会ってみたいな」と思わせる書きっぷりじゃないといけません。職歴=仕事歴なんですから、自分がした仕事や置かれていた状況を説明するだけじゃなくて、自分がそこでどう評価されたのか、何を学んだのか、その辺も書いて欲しいところです。

5.もちろん、いっぱい書けばいいってもんじゃないですよ。

 簡単に解説とかいっておきながら、このエントリ自体結構冗長になりつつある・・・(ペコリ)、とにかく、言いたいことがいーっぱいあるから、ついついあれもこれもと書いてしまいがちなのですが、最初の1枚目も大事とは言え、総量も大事。あんまり大作にされても全部読めないかも。

枚数にガイドラインがあるわけではないですが、自分がそのレジュメの中身を全て口頭で説明してよと言われたときに実際ものすごい時間がかかるような量というのはやっぱり遠慮した方がいいですかね。

これはあくまで不肖の(採用サイドの立場での)経験で言うと、A4で3枚程度、MAX5枚くらいが限界でしょうか。単純に小生の心理ですが、

「おー、これ、いいじゃん」・・・1枚目

「ふむふむ、詳細もなかなか興味深い。いいねいいね」・・・2枚目

「あー、これでおしまいか、もっと細かいこと聞きたいな」・・・3枚目

・・・って感じです。

あと、文字は小さくし過ぎず、また余白を意識的に設けたレイアウトにしましょう。見やすいのはポイントです!

6.(例外的工夫)汎用化もいいですが、むしろ応募の度に改良してから提出!

 小生の会社ではプロジェクトが終わったらレジュメを最新化させるようにしています。忘れないうちに「その人の貢献」をレジュメ上にアピールしてもらっているのです。

 ここでレジュメとしては「正しい職歴が書いてあるから完璧!」と思うでしょうが、さらにもう一工夫です!!

 今回の応募目的に沿った内容に「レジュメを改良してから」応募するのです。

1枚目に自分のアピールをハイライトする、2枚目以降に詳細も解説する、それにしても今回の読み手が興味あることをできるだけ先に書いてある方が有利にこしたことありません。

 既にITコンサルタントの素養ある人が若かりし頃のプログラマ時代の経験から先に書いても意味がないと前述したように、どうせなら相手が興味持ちそうなテーマを先にもってくるのは、・・・「新しい職歴」から順に書くとは言いましたが、例外として大歓迎!です。

 スーパーSEとして現場を牽引して欲しい人の募集なのに、「プロマネとして今は立派にプロジェクト管理をしています」が先頭にずらっと並んでいたら、ちょっと印象変わってしまうかも知れないですよね。プロマネの仕事で直近の戦略コンサルの武勇伝を書いても「なんか毛色違うなあ」と思われるかも知れません。

 こういう工夫は、大事だし、別に「基本は新しい順」と言ってるだけですから、相手の期待に沿った順序の工夫は問題ないどころか、効果的な演出であります。

「・・・あー、この人に会ってみたいな!」

そう思わせるレジュメを是非書けるようになっていただきたいと思います。

簡単ではありますが、少しでも参考になれば幸いです。

そうなっていただけると、当方側も事前評価の効率があがり、面接の中身も濃くなり、大変助かります。^^;

(注1)正確には職務経歴書でしょうか。

(注2)世の中に参考書みたいなものもあり、いくらかそれらも観てますが、基本は不肖経験に基づき本エントリを書いております。

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北添 裕己

北添 裕己

アクセンチュア、ヘッドストロングを経て現在、キタゾエアンドカンパニーで金融機関主体の経営・ITコンサルに従事、特にプロマネ領域にカリスマ的手腕を発揮

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