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2013年2月1日 » |
じつは、先週24日(木)のあたりから腰痛。もっと前から軽く違和感があったが、その日練習で気血をさげたら、胴の半ばあたり以下でかなりの痛みがあり、驚いた。そのままいつものように続けたら痛みは抜けて、後半はつつがなく掌法もできたのだが、八卦掌練習以来、こんな腰痛になったことがないので、翌日エド鍼灸に行った。で、だいぶ楽になってやれやれと思いきや、翌日午後、仕事場で詰めてデスクワークをしたら再び発症。それもかなりの症状。以前、調子悪くなると必ず痛んだ背中の志室というツボのあたりから下、尾てい骨周辺までが、やばい。お風呂に入ってあたためて、お灸をし、少し横になったら楽になった。おそらくは、ホットカーペトの壊れた、むちゃくちゃ冷える仕事場で冷えが体に入ったためだろう。
おかしなことに、走圏練習はできるし、楽になる。練習でもできる。また酒飲んでカラオケもできる。足蹴り上げたり、ターンしても大丈夫(酒は気血を巡らせる)。なのに、帰ってゆっくりすると、猛烈にギックリ的症状がでる。おまけに昨日は、右耳が詰まって聞こえなくなる症状まで出た(今は開通)。八卦掌をやっても、腰痛にはなるのだ。
原因は、おそらく昨年からの忙しさ。今年に入って、3日から仕事を始め、日曜は何もしないで食っちゃ寝するという休日習慣を、一度もできていなかった。八卦掌の日曜講習会も、この流れの中では「体を休ませない」という悪循環の一つになったと思われる。というわけで、昨日の日曜は講習会に出ず、ひたすら休んだ。昼寝もした。結果、ひじょうに楽になっている。
要するに、八卦掌をやっていても、それにふさわしい休息をとらなければ、腰痛にもなるってことである。李先生も、休息の重要さについては語られていた。が、なまじ元気になってしまったので、ついつい無茶をするのだ。「このぐらいの無理はきく」と思ってしまうのである。
八卦掌が腰痛にいい、ということはこれまで散々語ってきたので、責任上報告する義務があると思うが、それは嘘ではない。しかし、この現代社会で忙しさにかまけて休息をとらないと、その限りではないのである。エドによると「でも、元気だよ」という。体自体は弱っていない。ちゃんと休め、という一言に尽きる。この簡単なことが、なかなかできないのだ。
というわけで、あさってからの京都花園大学集中講義二日間に備え、今日も明日も、できるかぎりサボって休む所存である。
情けないことに、先週の練習には、「週刊現代」の撮影取材がきていた。八卦掌でむちゃくちゃ元気になった、というのは嘘ではないので、いいのだが、じつは撮影されている僕が腰痛に驚いていたのであった。来月半ば頃掲載の予定。
コルク(cork)という会社ができた。『ドラゴン桜』『働きマン』『宇宙兄弟』などの担当者だった講談社編集者・佐渡島庸平が独立して作った、作家のエージェント会社。
http://ebook.itmedia.co.jp/ebook/articles/1210/01/news065.html
もちろん、エージェントという形態の必要性、可能性はずいぶん以前から語られていて、竹熊健太郎氏などもその論者だったと思う。僕も、リクツでいえば、そうなると思ってきたし、そんなことを著書で書いたこともある。けれど、日本のマンガ編集者制度はいい意味でも悪い意味でも強固に習慣化していて、これまで本格的な成功例は見られない。わずかに小学館出身の長崎尚志が浦沢直樹と組んだ例が可能性を感じさせた。昔から自称エージェントはいたが、どこか胡散臭いのもいたし、なかなかうまくいかないのかな、と思われた。それがなぜなのか、今の僕にはわからないが、本格的な成功例が出れば状況は変わるだろうと思う。
今回の例は、海外進出などを考えた点で面白いと思う。佐渡島は「作家と作品の価値を最大化するすること」が目的で、そのためには出版社編集では制度的な壁があると感じている。「最大化」は時間空間的に拡大すること、つまり「長く売れること」と、「世界に売っていくこと」を指す。https://cakes.mu/posts/402
このインタビューを見ると、この人は相当頭が切れるし、見通しもクリアなようだ。何よりも、実力のある作家たちが、彼の独立の相談を受けて、やってほしいと背中を押してくれたという話が興味深い。作家との関係が彼の財産だろうし、理念だけで終わらない条件を満たしてくれるかもしれない。また、作家たちにも現在そうした要求が強まっていると考えられる。http://cork.mu/
日本のマンガ家は、出版社に様々な業務を肩代わりしてもらっていて、それはそれで機能してきたが、たとえば海外のグラフィック・ノベルの作家たちと比べると、自分で自分のことやマンガのことを説明する能力、プレゼンテイション能力は低い気がする。「営業」のできない「職人」という側面が強い。自分で発信したい作家も多いが、そうなると今度は個人への負担が大きい。そこにエージェントの可能性がある。海外との交渉、外国語能力、契約思想、著作権の考え方の違いなどに対処できれば、今後大きく発展するかもしれない。そのためには、海外の出版社のみならず評論家、研究者、ファンたちとの交流も必要になるだろう。この点では、マンガ研究の先端で海外と交流している部分にも、協力できるところはあるかもしれない。
今後の活躍を期待したい動きです。
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