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日経「私の履歴書」でスタンフォード大名誉教授青木昌彦という経済学者の自伝エッセイをやっている。この人、じつは60年安保時の伝説の全学連を指導し、日共など既成左翼を批判したブント(共産同)の理論的支柱といわれた姫岡玲二である。一部分しか読んでいないが、60年安保の頃の話が面白い。59年頃、島成郎、唐牛健太郎らと全学連執行部を成し、「ソ連の原水爆にも反対しよう」との発言が出るなど、旧左翼を驚かせ古い体質を脱してゆくときのことを、デモ隊の衝突で逮捕者などが出始める前の〈陽気で牧歌的な時代〉(07年10月5日付⑤)と呼んでいる。
60年安保の国会突入などについて、彼の認識は「相打ち」だったようだ。
〈岸首相は自衛隊の動員まで考えたそうだが、ブントにはさらなる激越な運動を組織する余力もなく[略・安保自然承認となり]これでブントは「敗北」したというのが、ブントの「正統史」だ。だが他の見方もあり得る。このときを画期として、日本では正統、異端を問わず、前衛党神話は基本的に終焉し、他方では戦前のような国のかたちを復活させようという岸流の政治的選択にも未来はなくなった。ブントは思想的な使命を終えたのだ。〉(10月10日付⑩)
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明鶴で思い出したんですが、ときおり一川(issen)さんという方から書展などの案内が届く。なかなか伺えず、写真でしか見てないのだけど、面白そうなのでご紹介。前に見たのはかなり穂先の長い柔らかそうな筆でやっていて、女性の書としては僕はわりと好きな感じです。
一川さんのホームページ → http://www.maostyle.com/~issen_t/
http://www.maostyle.com/~issen_t/shi.html
Mixiにいる人は「一川(issen)さんの日記」で最近の作品が見られます。
平凡寺と我楽他宗ということで、どれだけ人が集まるか心配だったんですが、意外に部屋もほぼ埋まり、盛況でした。とくに、我楽他宗の一人、高橋狗仏寺のご親族の方々がこられたのは嬉しかったですね。息子さんが質疑に立たれて、十歳の頃の我楽他宗集会のことを話していただけました。
僕を呼んでくれた商工会議所の方は、実業家なんでしょうけども、まるきりそういう感じじゃない。まぁ、郷土玩具収集家で平凡寺の日記を解読したり、狗仏寺の収集品や強度玩具の展示をしたりするくらいだから違うのは当たり前ですが、非常に幅広い教養のある人で、話していてあきませんでした。前日に寄せていただいた料亭での小展示(平凡寺が狂喜乱舞しそうな秘宝館的なもの)も面白かった。豆に関する趣味の会もされていて、現代の我楽他宗でもある。
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