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日本の大手の仕事を請け負っていた小さな会社。こっそりと作らなければならなかったものを、社員が見つけて「今度発売される○○はこんな形だよー」とネットに写真をアップしてしまい、この小さな会社は大口の取引先を失いました。

また、日本の大手の会社の仕事を請け負っていたオフショア開発の会社。うちのクライアントは○○と社名をメディアの前で発言したところ、それがニュースに取り上げられ、即刻仕事打ち切り。

先日、そのような話を聞きました。なんだか怖いなと思いました。

本人にはまったく悪気がなく、何気なくとったある意味「無邪気な」行動が、会社にとても大きな損害を与えてしまうわけです。

国によっては、どこの企業と取引をしているかは、どんどん公開して宣伝に使うのが当たり前と思っている場合もあるようです。でも日本の場合、このあたりがかなり厳しいこともあります。(というか、事前に許可が必要です)。

昔勤務していた某社では、超有名大企業がユーザーだったのですが、その名前は使用許可をもらえていませんでした(この会社は基本的にその手の許可は出さないらしいです)。よってプレゼン資料にも入れていないのですが、何度言っても、US本社のプレゼンにその会社のロゴが勝手に使われてしまうのです。「消してください。ダメです。許可をもらってません」というと、一旦消されるのですが、半年後にはまた入ってます・・・。ユーザーリストにあるのに、なぜいけないのか?使いたいから許可をもらってくれ。こんなに有名な会社の名前を宣伝に使わないなんてアホか?といつも言われていました。当時は本当にヒヤヒヤしました。

また、ついつい、友達にこっそり話しかけるような感じでネットに機密情報をアップしてしまう人もいるように思います。これを防ぐために社員がブログを作ることを禁止している会社もあると聞きました。

情報を公開するときに、自分のプライバシーについては気をつけることが多いと思います。例えば、このポイントカードを作るのに書かされる個人情報は大丈夫かな?とか、ネットに自分のことをどこまで書くとか。

自分だけでなく会社のプライバシーも守らなくてはならないのですよね。特に仕事上知りえた秘密は、公になる前は(もしくは公開していいよと許可が出るまでは)どこかに書いたり、誰かに言ったりしてはいけないわけです。場合によっては、これが元で会社が大口の取引先を失えば、経営自体が揺らいでしまうこともあるわけなのです。

当たり前のことだと思うのですが、「無邪気な人」は多いように思います。

仕事柄、いろいろな秘密に関わることも多く、ついつい人前で不自然にもごもごしてしまう今日この頃です。

きょこ

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プロフィール

加藤 恭子

加藤 恭子

IT記者を経て、ナスダック上場IT企業のマーケティング・PRマネジャーを歴任。
現在は、その経験を活かし、マーケティング・広報のコンサルティングを行う株式会社ビーコミの代表として活動。目黒広報研究所で広報に関する情報発信を行っている。

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