« 2012年4月5日

2012年4月8日の投稿

2012年4月17日 »

 以前にちょっと書いたが、ギャラタブを入手したことをきっかけにモバゲーのスマホ版をプレイしてみた。今流行のソーシャルゲームというのは初体験だったが、巷でいろいろと騒がれている面白さ、はまりやすさ、そして課金への甘い誘惑やカード型ゲームのコンプリートガチャというものの破壊力を目の辺りにして、ちょっといろいろ考えさせられてもいる。

 さて、そんななかソーシャルゲームで業績を伸ばしているバンダイナムコがiOS用アプリ『アイドルマスターモバイルi』をApp Storeから配信を始めたというニュースを見てさっそくこの位置情報ゲームを私も体験してみた。アイドルマスターモバイル(略してアイモバ)とは、位置情報を利用した「アイドルプロデュース」エリアゲームで、選んだアイドルといっしょに全国47都道府県505エリアを巡回してファンを集めてその数を競うというまあ単純なゲームなのだ、が、foursquareやロケタッチなどで位置情報アプリに嵌ったことがある人ならわかるだろうが、このエリアを制覇するという形式は日本人が小さい頃から植えつけられたスタンプラリー魂に響くのか妙に使命感と達成感をくすぐるのだw

 実際にiOS版開始直後からランキング上位には積極的にエリアを制覇する上級者が現れ、Twitterに用意されたiOS版の「#imas505i」という専用のタグ(iOS版が出る前のフィーチャーフォン版は「#imas505」)には行った先々でアイドルと記念撮影している写真が投稿されている。なかには週末になるとエリア制覇の為に隣県を回る遠征旅行へ出かける人もいるようで、位置情報ゲームの影響度についても身をもって体験をしている。

 で(悪い癖なのだが)こういった位置情報ゲームの経済波及効果だとか既存ビジネスへの組み込みができないのかとついつい考えてしまうのはコンサルタントという職業病なのだろう。射幸心をあおるような今のビジネスモデルより健全なんじゃないかと思ってブレスト的にアイデアを出してみたところ、すぐにいくつか面白そうなものを思いついた。

・全国505エリアというのは結構な数になるが、これを代行ではなく自分で回りたいというユーザは多いはず。週末に方面ごとに遠方まで効率的に回れる安価なバスツアーなどを提供すればニーズはあるのではないか?(バスに高速ネット接続環境を整備して車内に無線LAN環境まで整備すればさらに良い)ちなみに505エリアというのはゲーム会社の都合ではなくDocomoの都合によるものなので複数のゲームでツアーの共用が可能。
・ゲーム内キャラにはラーメン好きやおにぎり好きがいたはずで、これを生かして47都道府県毎に特定スポットを設ければエリア制覇に加えた別イベントが設定できる。日本のもやし名産地全制覇なんてマニア心をくすぐるぞw!。(スポット提供店舗から個別に広告料も取るビジネスもあるし、ふるさとおにぎり100選を作っているような政府やご当地カレーなどを考えている自治体をスポンサーにする手もありそうだ)
・特定の地域や旅館がスポンサーになって、スポット毎の特別土産や台詞を提供する手もある。今から町おこし用に名物を作って人を集めようなんて場合にゲームタイアップはいけるんじゃないか?(これは熱海のラブプラスでの事例が先例にできそう)

なんて妄想してていたらすでに先行する位置情報ゲームのコロプラが昨年JTBなどと組んだ提携ツアーをやっていたようだ。こっちは結局採算に乗らなかったのか話題になりきれなかったのか、その後は尻すぼみになったようで現時点でJTBのサイトなどを検索しても定番商品としては出てこない。

 しかし今回はなんと言ってもターゲットがアイマス民。ゲーセン->DLC->大量のCD->モゲマス搾取課金慣れ(どころか課金をものともしないw)アイマス民ならってことで、旅行業界や地域おこし関係者の方、アイモバですよ!ア・イ・モ・バ!
===過去の関連記事


yoi

« 2012年4月5日

2012年4月8日の投稿

2012年4月17日 »

» このブログのTOP

» オルタナティブ・ブログTOP


プロフィール

吉川 日出行

吉川 日出行

みずほ情報総研勤務。情報共有や情報活用を主テーマにコンサルティングや新ビジネスモデルの開発に携わっている。

詳しいプロフィール

カレンダー
2013年5月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
knowledge
カテゴリー

オルタナティブ・ブログは、専門スタッフにより、企画・構成されています。入力頂いた内容は、アイティメディアの他、オルタナティブ・ブログ、及び本記事執筆会社に提供されます。


Special

- PR -
Special オルタナトーク

仕事が嫌になった時、どう立ち直ったのですか?

エンタープライズ・ピックアップ

news094.gif 顧客に“ワォ!”という体験を提供――ザッポスに学ぶ企業文化の確立
単に商品を届けるだけでなく、サービスを通じて“ワォ!”という驚きの体験を届けることを目指している。ザッポスのWebサイトには、顧客からの感謝と賞賛があふれており、きわめて高い顧客満足を実現している。(12/17)

news094.gif ちょっとした対話が成長を助ける――上司と部下が話すとき互いに学び合う
上司や先輩の背中を見て、仕事を学べ――。このように言う人がいるが、実際どのようにして学べばいいのだろうか。よく分からない人に、3つの事例を紹介しよう。(12/11)

news094.gif 悩んだときの、自己啓発書の触れ方
「自己啓発書は説教臭いから嫌い」という人もいるだろう。でも読めば元気になる本もあるので、一方的に否定するのはもったいない。今回は、悩んだときの自己啓発書の読み方を紹介しよう。(12/5)

news094.gif 考えるべきは得意なものは何かではなく、お客さまが高く評価するものは何か
自社製品と競合製品を比べた場合、自社製品が選ばれるのは価格や機能が主ではない。いかに顧客の価値を向上させることができるかが重要なポイントになる。(11/21)

news094.gif なんて素敵にフェイスブック
夏から秋にかけて行った「誠 ビジネスショートショート大賞」。吉岡編集長賞を受賞した作品が、山口陽平(応募時ペンネーム:修治)さんの「なんて素敵にフェイスブック」です。平安時代、塀に文章を書くことで交流していた貴族。「塀(へい)に嘯(うそぶ)く」ところから、それを「フェイスブック」と呼んだとか。(11/16)

news094.gif 部下を叱る2つのポイント
叱るのは難しい。上司だって人間だ、言いづらいことを言うのには勇気がいるもの。役割だと割り切り、叱ってはみたものの、部下がむっとしたら自分も嫌な気分になる。そんな時に気をつけたいポイントが2つある。(11/14)

news094.gif 第6回 幸せの創造こそ、ビジネスの使命
会社は何のために存在するのでしょうか。私の考えはシンプルです。人間のすべての営みは、幸せになるためのものです――。2012年11月発売予定の斉藤徹氏の新著「BE ソーシャル!」から、「はじめに」および、第1章「そして世界は透明になった」を6回に分けてお送りする。(11/8)


サイトマップ | 利用規約 | プライバシーポリシー | 広告案内 | お問い合わせ