何度か書いたニコニコ動画ネタであるが、ここ最近ニコニコ動画を見ていて感心しきりだ。それというのも、次から次へと新しい楽しみ方や遊び方が出てくるのだ。
 特にここ最近私が凄いなぁと思うのがアイマス(IM@S)関係の動画。アイマス(IM@S)というのは、バンダイナムコゲームスの作ったTHEIDOLM@STERというゲームのことであるが、このゲームの中に出てくるアイドルの歌唱&ダンスシーンにいろいろな曲を充てた楽しい画像がニコニコ動画にはけっこうあるのだ。

 もともととかち祭りあたりでアイマスネタが多いことは知っていたのだが、先月にCDTVをネタにした素晴らしい出来の作品が発表されてこの分野の動画が非常に沢山あることを知った。更にその後このランキングは週刊で更新/発表されるようになっている。

===2007/6/10 AM追記
 アイマスランキングの前に「週刊ニコニランキング」というものがあったことを知ったので一応ご報告。。やはりニコニコは奥が深いなぁ・・・
===

 個人的に仕事から自宅に帰った深夜にこれらの動画を見て楽しませていただいている。そしてここ2週間ほどは、楽しむだけでなく驚いたり凄いなぁと感心もしている。以下私が個人的に驚いたことを箇条書きにしてみる。
 
・ランキングができるほどのアイマス関係の投稿があること
・そして毎週発表されるこのランキングには、新作が半分も含まれる
・曲とダンスのシンクロ率が高い動画が次から次へと沢山登場すること(ニコニコのような場は、昔のロボットとかアニメとか同じで将来的にこの分野での日本の基礎になって伸びにつながるような気もしている)
・曲や題材の充てかたとして次から次へと新しいネタがでること(16分割、比較画像、CM編集、引退追悼番組、カープ応援歌などなど)
・おっさんホイホイというタグができたこと(筆者はおっさんなので案の定釣られて、これも孔明の罠なのかと頭を抱えたりしている)
・765が黙認していること(広告・宣伝の一環と割り切っているのだろうか)
・某超有名社歌が復活したこと
・個人的に好きだったアフロ軍曹が今週はランク外になったこと(笑!残念)

 そして、最も感心しているのが
・これほどのランキングを毎週編集・作成する人がいること
だ。成績の集計、動画の編集、脚色など相当の手間がかかっていそうだ。筆者も毎月1回実名ブログの統計を取ったりしているので、こうした作業の地道さと大変さはなんとなく想像がつく。各ランキングの作者には頭の下がる思いだ。

 さて私はそっちの専門家では無いので詳細はコメントできないのだが、こうしたオンラインでの動画の楽しみ方には著作権他いろいろな問題がまだまだ沢山あるようだ。1ユーザとしてこうした動画を見て楽しんでいるモノとしては、なんとか今のそういった複雑な問題が解決して、手軽に気楽に安心してこういった楽しみを行うことが出来る時代になって欲しいと願うのだ。

===当ブログ内過去の関連エントリー

===2007/7/10 追記

 本業が忙しくてしばらくウォッチできなかったら、いつのまにかニ○P氏主催でアイマスMADCM集を作ろうという新しい企画も始ったようだ。ニコニコ動画というプラットフォームでアイマスという題材を使ったユニークな楽しみ方は日々開発されているようで、今後ますますユーザのニコニコ動画利用時間は伸びるものと予想される。

===2007/8/5 追記

 このエントリーを書いてはや2ヶ月が経過するのだが、未だにニコニコ動画でのMAD動画の勢いが止まらない。特にこのところアイマス系で高い編集技術を生かした凄く完成度の高い作品が増えてきていて、ちょっとこれがどこまでいって何になるのかとても興味深い。

#なおだいぶん時間も経過したので当エントリーの内容を改訂版から最初に書いたものに戻しました。

yoi

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コメント
Yoshikawa 2007/06/09 21:18

#コメント欄でお詫び
 今日のエントリーは、このブログの主テーマであるナレッジマネジメントの全く関係なく、しかも筆者の個人的趣味で書かさせていただいております

 ぺこり m(__)m

小日本人 2007/06/10 01:14

アイマスランキングは知らなくて、このエントリを見て初めて見てみましたが、これはすごいですね…。
フォーマットは一度作ってしまえばあとは多少は楽だとしても、すべての関連動画をチェックする労力などは凄過ぎてむしろ笑えます。

実際の音楽出版などのコンテンツホルダーからも、例えば「低画質・時間限定(サビのみとか)」などのフリー素材を提供すれば、このような形で職人さん達がいろいろ凝った作品を見せてくれるんじゃないかと期待してしまいます。

Yoshikawa 2007/06/10 18:20

小日本人さんコメントありがとうございます。
 最近いろいろなところで「まとめリスト」や「ランキング」を見かけるようになりましたが、これって、現在の情報洪水環境下での一種のユーザ側の知恵の結集なのだと思っています。そしてそれらを地道にボランタリーベースでやっている人の努力とエネルギーは無視できないものだと思っています。

ところで、
>例えば「低画質・時間限定(サビのみとか)」などのフリー素材を提供
というアイデアは良いですね。今回取り上げたアイマスの例だと関係者は765だけでなく、被せる側の曲に関係する人もいるわけで業界全体というか日本全体、法曹界も含めてもっと良い方向へ議論が進んでいくことを願っています。

NAKA@情報インフラ24時 2007/06/11 12:54

「才能の無駄使い」というタグもアツいです。:-p

吉田 賢治郎 2007/06/11 14:46

私はB型出て来いで楽しみました。 B型なので

Yoshikawa 2007/06/11 23:34

>NAKAさん
「おっさんホイホイ」「才能の無駄使い」以外にも「・・の無駄遣い」「もっと評価・・・・・」「神・・」などニコニコ動画にはアツいタグがいっぱいありますねぇ
 ニフニフも含めて日本の動画文化を今後も盛り上げていって欲しいものです。
>吉田さん
B型みました。知りませんでしたがこれも面白かったです

kitaro.s 2007/06/12 05:28

アングラで細々と作られ続けてきた日本のMADムービーですが、気軽に投稿したり皆で一緒に見たりできる場所を得たことによって、本当にここ十数ヶ月のうちに、かつてない飛躍をとげたのかもしれません。単なる寄せ集めや改造ではない、もう一歩進んだ「何か」への予感さえ、感じます。
この熱を絶やさず、元ネタへのリスペクトを欠かさないようにしながら新たな表現の可能性を探る、という形で、著作物そのものへの意識変革、各コンテンツの相乗効果が行われるといいなぁ、などと思っております。

tt 2007/06/12 12:49

日本オタクの「才能のムダ使い」っぷりは他国に例を見ないほど広く、深いですからね。それが現在のコンテンツを底辺で支えていると思います。ご存知かもしれませんがForza2のペイントカーをご覧ください。これ、○とか△の記号を何枚も組み合わせて絵を描いているのですが・・・常識では考えられないクオリティーに開発者も驚いているコメントを寄せています。
http://techside.net/news/2007/05/xbo360forza_2.html
エアブラシっぽく塗るなんてどうやって・・・
 単なるコピーである海賊版は文化を滅ぼしますが、同人誌も含めこういった2次3次創作は新たなクリエイターを育てる土壌になります。この辺、お上がおかしな法案で縛って欲しくないのですが。

Yoshikawa 2007/06/13 01:42

kitaro.sさん、ttさん、コメントありがとうございます。
「新たなクリエイターを育てる土壌」の話については後日ちゃんと取り上げたいと思っています。これは馬鹿にならない国有財産であることは、古くはQC活動最近だとロボットや漫画が証明してくれいますから。

ちなみに「Forza2のペイントカー」の話はまったく全然しりませんでした。正直単なる痛車の延長だと思って馬鹿にしていましたが、あれって描くのに凄い努力と時間がいると言うことなんですね。新知識でした。

U.S 2007/06/13 02:23

こんばんは。Forza2の話が出ていたのでいても立ってもいられなくなってコメントしにきてしまいました。この痛車系の話題では、海外フォーラムの反応が特に楽しいです。
http://d.hatena.ne.jp/LM-7/20070602/1180879980
やはり、世界に発信できるレベルなんですねえ。

エクサ 2007/06/14 01:46

MAD文化って、客観的にみたら「かなり健全な著作物利用」なんではないでしょうか。
いわゆる「著作権を守れ!」という立場の人間が主張する時の、
「トートロジーになっていない根拠」が全部回避されてるんです。

・元ネタの売り上げ損失がない
 デッドコピーではないので、基本的に元ネタ(アイマスならゲーム、アニメならDVD)の
 売り上げが、MADムービーによって害される可能性がない。
 閲覧も無料で楽しめるので「本来元ネタコンテンツを買うために使われるお金が
 MADムービーを見るために使われてしまう」という、間接的な影響すら存在しない。

・元制作者のオリジナリティ、「人格権」的要素を全く傷つけない
 MAD系というのは、音源にしても、映像ソースにしても、
 「どっかから持ってきて組み合わせる」のが前提なので
 二次著作物であることが誰の目にも明らかであり、それゆえに
 オリジナル(元製作者がオリジナルとして作成したもの)と混同される可能性も、
 MAD作者がオリジナルの作者であると勘違いされる可能性もほぼゼロ。

・元ネタのキャラクタ性を傷つけない
 脱がせたり、エッチな行為をさせたり、ということが基本的にできないので、
 たとえば、有名なマンガやアニメのキャラクタを使ったエロ系同人誌と違い、
 「キャラクタ性」を傷つけることがほとんどない。
 吹き替え系のMADにより、「面白おかしいセリフをしゃべらせ、変な歌を歌わせる」ことで
 笑いを取るようなケースはあるが、アダルト系と違ってオリジナルへのダメージはゼロ。

おそらく他にも、考えれば考えるほど「トートロジーに陥っている論拠」以外の論拠を
全てクリアしてるんじゃないかと思います。

つまり、本来のコンテンツ制作者サイドから見たときに、MADを否定する
現実的根拠が無いに等しいのではないかと。


同人誌やこういった二次創作、三次創作の場ってのは、
「クリエイター」を育てる場である以上に
むしろ「見る目のある観客」を育てているんだと思います。
世界一厳しい目を持った日本のアニメファン、マンガファン、
そういう人たちを育ててるのが、二次創作であり、三次創作を自由に行なえる環境ではないでしょうか。
そしてそういう厳しい目を持つ消費者がたくさんいるからこそ、その眼鏡に適った作品は
世界を席巻できるほどのクォリティを持つのではないかと。

極端な話をしてしまうと、「音楽」「ゲーム」「アニメ・漫画」とジャンルわけしたとき、
「著作権に関する解釈や運用が著作権者側の都合だけを考えているジャンル」ほど、
世界に通用するクリエイターが少ないとすら言えるのも、偶然じゃないと思います。

yoshikawa 2007/06/14 22:44

 著作権に関しては専門ではないのであまり口を出せないのですが、ご指摘はかなり理解できます。
 ただ人格権については、元の作曲家やなんかにしてみれば「これはあの歌手の為に作曲したもの」なんて思い入れがある場合なんかに、やはりブルマ姿で歌われる姿が大規模に配信されると嫌だろうし、逆に765側もアイマスのアイドルがあまりにも変な歌を歌うのは抵抗があるのでは?
 で結局このあたりは、今の著作権の親告制という仕組みが調整弁になっているとも思ったりします。あくまで私の現時点での個人的意見ですが・・・
 U.Sさんのコメントにあったサイトを読むと、実際にそういうお目こぼしの部分が日本のある部分の文化を発展させるのに貢献してるのも事実でしょうし。

ケイネン 2007/06/18 03:41

エクサさん
ニコニコ動画はドワンゴという会社が運営しているのですが
ニコニコへの初期投資が膨大だったことや、着うたサービスの伸び悩みのせいで赤字なんだそうです
そういうわけで回収の意味もこめニコニコ動画は一部有料化になるみたいですよ
しかも誘導も実に巧妙で、無料でみれるサービスのほうのビットレートを落とし重くしたり
有料の方を高画質かつ快適にしたりなどしていくみたいです
さて、まさに他人の著作物を無断で使いながらお金をとる形になるわけで
先行きにはやや暗雲が立ちこめてる気がしますね
もちろん私も様々な立場の方の共存共栄を望んでる訳なのですが
果たしてどうなることやら

Yoshikawa 2007/06/20 01:29

 しかしニコニコはリニューアル後もあいかわらずアツイですね!
 注目のタグにはついつい惹かれそうになってしまう毎日ですが、私は「・・・・ホイホイ」一筋です(笑)

#といいつつ、アフロ軍曹の作者のy...Pというタグをひょんな事(ログ)から知り巡回先に入れました!


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吉川 日出行

みずほ情報総研勤務。情報共有や情報活用を主テーマにコンサルティングや新ビジネスモデルの開発に携わっている。

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