「いつ繋げるの?今でしょ!」と思ったら「新幹線はモバイルルータではありませんから」と水を差された話
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一昨日のことである。出張先で自社サービスの紹介のデモンストレーションをしたところ、その場でいくつかの質問とご要望を頂いた。即答できない内容のものだったので、東京に戻り次第、関係部署と確認・相談をして回答をする旨をお答えしてその場を後にした。
年度末進行の超多忙な時期でもあるので翌日東京に戻ってからにするのではなく帰りの新幹線の中でこの件は済ませてしまおうと、早速N700系ののぞみ号の指定席を取り、ネットで背景確認と問い合わせメールを出すことにした。そう今流行の林修先生の「いつやるの?今でしょ!」という言葉通りに迅速な行動を起こそうとしたのだ。
ところが、東海道新幹線の車内無線LAN接続がさっぱり繋がらない。30分ほど試みたが結局諦めてビールを買って残りは寝倒して東京駅についてから待合室で作業をやって帰宅した。この日は行きも車内無線LANを使ったのだが、行きはN700系を使ったひかり号だったので乗客も少なく無事に使えたがのぞみ号で乗車率が目視でおおむね60%を超えると繋がりにくくなるようだ。
この件については過去にもブログに何度か書いていたが、先日そのうちの一つにこんなコメントを頂いた。
新幹線の無線LANサービスはあくまで、業務用通信の付加機能ですから。むしろ期待しないほうが良いかと新幹線は新幹線であって、モバイルルータではないので
そりゃ確かに新幹線はモバイルルータではないけど、車内からのインターネット接続サービスはホームページなどで広告されているし、新幹線の車内でも「この電車では新大阪まで車内無線LAN接続サービスがご利用できます」と毎回アナウンスが流れている。アナウンスしておいて期待するなというのは、ちょっとおかしいと思う。“業務用通信”云々の部分が関係者感を匂わせるけど、使い捨て用の一時メールアドレスからのコメントなので確かめようもない。
まあ今回は、作業が1時間ほど遅れただけでとくに実害もなかったけど、「いつやるか?今でしょ!」が実践できなかったことがとても心残りだ。
===当ブログ過去の新幹線&公衆無線LAN関連記事(2013.3.20 19:40追記)
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