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 ここ最近時期的なものもあって、ちょっとシステムの導入の為の見積もりを集めたり作ったりする作業に携わった。
 そんな中で最近ますます難しいというか複雑になってきているなぁと思ったのが、パッケージ系ソフトウェアのライセンス体系だ。以前はサーバライセンスとユーザライセンスという基本の考え方で、導入するサーバの数と利用するユーザ数の数が判ればたいていのものは計算できたが最近はシステム構成の細かいところまで決めないと見積もりが出てこない。

 今や一口にサーバライセンスと言っても、CPUの数とコアの数がいろいろあって昔の考え方の延長だとコアに対して課金になるようだ。これだと1サーバ2CPU各2コアと4サーバ各1CPU1コアが同じ金額になるのだがなんか納得いかない感じも受ける。
 他にもクラスタリング構成をとったときに単純に2倍なのに不満を感じたし、仮想マシンの時は実CPUと仮想CPUのどっちが基準なのかってのも悩んだし、待機系のサーバ分をどう扱うのかなんてのも考え方はいろいろあるようだ。最近の待機系ってホットスタンバイとコールドスタンバイ以外に待機系のハードを共用しておいてトラブル時に最初からインストールするやり方なんてのも出てきていて複雑化する一方だ。
 ユーザ課金のほうも、ID発行数のほうは問題ないが同時接続数ベースのほうだと、Web系のシステムでどうやって同時接続数をカウントするのかという話があるようだ。1日単位の最大数とか1ヶ月単位での平均数だとかいろいろあるような話も聞いた。

 それでも新しいシステムだとどこかで構成が固まってあとは一斉に導入だから良いが、追加開発や後からシステム最適化のために構成変更なんてなると、このライセンスの考え方の調整や相談作業だけで結構な作業コストになる。まあ大変なのは買う側のインフラ屋さんだけでなく売る側のベンダーも同じで、新しいアーキテクチャーがでてくる度にいちいち価格体系を考えるのは結構負担だそうだ。こういうのって実際には付加価値を何も生んでない作業だと思うので、そこのコストが増大するのは業界として大丈夫かな、とか心配してしまう。

 オルタナでも過去に栗原さん中さんが関連する話題を書かれていたが、いつかは整備・体系化されて標準化される時がくるのだろうか?
 それともゴールはSaaSの世界で、システムの使用料金は「使うメニューの数×使うユーザ数×使う期間」というとても単純化された形式になっていくのか。しかしソフトウェアにはエンドユーザが直接使うアプリケーション以外にミドルウェアもあるから、事はそう単純ではないと思うのだ。PssSなんて言っているけどOSやミドルウェア部分もサービス的な課金体系がそのまま適用できるのか。
 答えがでるのは、まだまだもうちょっと先なのだろう。

yoi

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吉川 日出行

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