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ブログを書くようになって、いろいろな変化がありました。良いものも悪いものもあるのですが、そのどちらとも言えないことがあります。それは「転職しませんか?」のお誘いメール(時には電話で直接)を受けるようになったこと。自分を評価してもらったことはもちろん嬉しいのですが、今は特に転職活動中というわけではないので、むしろお仕事のお誘いを受けたほうが嬉しく感じます。

しかし中には「?」と思うようなお誘いがあります。ブログを読んで声をかけてくれたはずなのに、僕のバックグラウンドからは出てこないような案件を紹介されたり、「あなたの希望を聞かせて」というようにゼロから始めようとしたり。そういうパターンに限って、何らかの理由でアクセスが集中豪雨的に集まった後だったりします。ブログの中身を読んでというよりは、「とりあえずアクセスを集めてるブロガーに声をかけとけ」みたいな対応なのでは・・・というのは穿った見方でしょうか。

ブログがブロガーの性格やスキル、過去の経験を映す鏡となるという「レジュメとしてのブログ」の効果はよく指摘されるところです。実際にブログがきっかけで転職された方もいらっしゃいますし、「レジュメ効果」が少なからず存在することは事実でしょう。しかし漫然とブログを書いているだけでは、僕が経験したように、この効果は必ずしも発揮されないのではないかと思います。

ブログは基本的に、情報をフローで流していくシステムです。過去に書いた記事を読むことはできますが、読みたい記事の検索が効率的に行える仕組みではありません(もちろんこの弱点を補うために様々な工夫がされていますが)。対してレジュメは、これまでのキャリアの良い部分が凝縮された「ストック」としての情報です。普通にブログを書いているだけでは、レジュメにはなり得ないというのは当然と言えば当然です。

「ブログで転職した人」の事例を分析したわけではありませんが、そのような例では、恐らく長い間ブログを読んでいた方が声をかけた -- つまり短期間で効果が発揮されたのではなく、長期的に読み手の心に印象が積み重なっていった結果だと思います。もちろんたまたま素晴らしい内容の記事をアップして、それがたまたま然るべき人の目にとまった、というケースもあるでしょう。しかしそのようなラッキーな事例を別にすれば、基本的には (1) 長期的に良いエントリを続けていくこと、もしくは (2) ブログのフロー情報がストック情報となるような仕組みを用意しておくこと(ただしこちらは「ストック情報が読みたくなるようなフロー情報を常に流し続けること」という前提が必要になりますが)、の2つが「レジュメとしてのブログ」を実現する道なのではないかと思います。

思いつきで書いてしまいましたが、基本的にはブログがレジュメ的な働きをし得ることには同意です。それをどう実現するか、リクルートさんあたりが研究しても面白いかもしれません。また「転職ブログ」というとちょっと会社的に問題アリですが、もしかしたら社内リクルートを促進/補助するツールとして、社員が書く社内ブログを活用できるのではないでしょうか。

アキヒト

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小林啓倫

小林啓倫

株式会社日立コンサルティングの経営コンサルタント。WEBサービスの企画・運営、新規事業の立案などに携わる。個人でPOLAR BEAR BLOGも執筆中。

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