小林さんが先日『「ネットで犯罪自慢」はバカだからで済むのか』を書かれてからもTwitterでの犯罪自慢(告白?)から炎上~解雇などの社会的制裁に発展した例やら、現在複数事案が進行中

この辺の流れの中で濱野智史さんが「Anonymous」のような「政府の陰謀を暴く」など理念に基づいたものが主流になっているのに対し、

「日本は飲酒運転とか、すごくどうでもいい道徳的な問題にしか匿名性の力が使われていない、という問題がある」

という指摘をされて、いろいろな場所で取り上げられていました。

この力がどっか別な方向で発揮されるという有用性については確かにって思いつつも、やはり誰もが目にしてしまう場所で、置き引き、窃盗などなど、法令に違反することが微罪であっても”露呈”してしまった以上、それが放置される状態は法治国家として問題ありますよね。

このあたりについては小林さんも

「ネットに書き込んだら全公開になるのは当然」で片付けるのではなく、半公共という感覚を持ってしまうのが自然であるという前提に立って、その誤解を解くような教育を行ってゆく必要があるのかもしれません(もちろんそもそも犯罪行為が問題であり、それを無くして行くことが大前提ですが)。いずれにせよ、ソーシャルメディア上でコミュニケーションを行う際に発生する心理状態については、まだまだ研究の余地が残されていると考えています。

この教育の必要性の部分で、ふと自分の田舎暮らし時代を思い出してみて思うところがありました。

30年、40年前の日本の地方都市って相互監視が行き届いていた時代で、六次の隔たりじゃないですが、自分の暮らしていたド田舎においては、自分の知らない人からも「ああ、神社の佐々木さんのとこの息子さんね」みたいな感じで、何かやらかすとすぐ素性がバレてしまう独特の感じがあります。

あと、街中で誰かとトラブルになったとします。都会であればもう2度と会わないからって事で無茶する場合があるかもしれませんが、田舎ではこれはほぼあり得ず、ちょっと調べると素性が丸裸にされて報復活動が行われる危険性が高く、自身の素性が今後捕捉される可能性を踏まえたうえで行動しないと、田舎暮らしでは面倒を引き起こしてしまうリスクが高くなってしまいます。

また、小学校、中学校は住所をベースにした学区制、高校に入れば大分ごった煮状態にはなりますが、高校でも小学校時代の大失敗を記憶している人間が数人いるような状態ですから、いつ自分の黒歴史が学校中に流布される分からないリスクが付きあう事も経験済み。

近所との連帯が必要とされる地域ではいまだに村八分は依然存在する現象としてwikipediaにも記載されてますけど、自分の黒歴史を記憶している人間が身近にいる事や、何かやってもスグ素性が知れてしまい、結果腕力とか社会的な力がないと不利益を被るかもしれない田舎暮らしを経験した人間はきっとソーシャルメディアも慎重、そして上手に活用する素養を知らず知らずのうちに身につけているかもしれなと思ったのですが、どんなもんでしょう…

Yasu-Sasaki

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佐々木康彦

佐々木康彦

Web・映像・音楽などの制作・プロデュースを行うCMパンチの代表取締役。ドリカムのバックバンドからIT業界に転身した変り種。当ブログでは社会・時事ネタの他、音楽ガジェット同好会「音ガ同」の活動や、最近は電子書籍の企画・制作の分野にも積極的に取り組んでいる様子を紹介していきます。

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