令和8年熊本地震、自治体職員が今すぐ使えるChatGPT有料版・避難所物資過不足分析等ユースケース(プロンプト案内)
令和8年熊本地震の被害状況が報じられています。被災された方々には深くお見舞い申し上げます。
企業や組織の中で使えるAIのユースケース開発を長らく行ってきた者として、被災した自治体の職員の方々が、PCがあれば、今すぐ使える便利なユースケースを、GPT-5.6 Sol、Gemini 3.6、Claude Sonnet 3.5などと議論しながら、4本用意しました。
以下は無料版のChatGPTではなく、月数千円を支払うChatGPT Plus限定のユースケースです。(Windowsに添付されている無料のCopilotでは処理しきれません。理由はこちら)
【ご存じない方がほとんどだと思いますが】
・ChatGPT PlusはPDFファイルやWordファイルをそのまま読み、分析することができます。
・ChatGPT PlusはExcelファイルをそのまま読み、分析することができます。
・ChatGPT Plusは、被災した建物などの画像ファイルをそのまま読み、分析することができます。
・ChatGPTには画面右上に「一時チャット」モードがあり、これをオンにすると、要守秘情報を入れても安心です。(厳密な議論は、緊急時ゆえ、あえてしません)
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ChatGPT Plus限定ユースケース 3本
① 避難所別・物資過不足の自動集計(Excelをまるごと分析)
Plus限定の理由:無料版は大きな表を読み込むと途中で処理が止まる。Plusの高度なデータ分析(Code Interpreter)なら数百〜数千行の集計表を一括処理できる。
使い方:避難所ごとの人数・物資在庫を集めたExcelをそのままアップロード。
プロンプト
添付のExcel(避難所別の人数・物資在庫データ)を分析してください。
以下を実行してください:
1. 避難所ごとに「人数に対する水・食料・毛布の不足数」を計算する
2. 不足が最も深刻な避難所から順にランキング表を作る
3. 今日中に物資を優先的に届けるべき避難所トップ5を理由付きでリストアップする
4. 結果を表形式で出力し、可能ならグラフも作成する
② 大量の生情報からの緊急度トリアージ
Plus限定の理由:SNS投稿・電話受付メモ・防災無線記録など大量の生テキストを一度に読ませるには長いコンテキスト処理が必要。無料版は分量が多いと途中で切れる/回数制限にすぐ達する。
使い方:受付メモやSNS投稿をテキストファイルにまとめて(コピペでも可)貼り付け・アップロード。
プロンプト
添付(または以下)は、住民から寄せられた被害報告・救助要請・生活相談の生テキストです。
これらを次の基準で分類してください:
A:生命に関わる緊急事態(要救助・重傷等)
B:24時間以内に対応が必要(断水・停電・体調悪化の恐れ)
C:数日以内に対応すればよい(物資要望・情報照会等)
出力形式:
- 分類(A/B/C)
- 場所・対象者
- 具体的な要請内容
- 対応部署の候補(消防/水道局/福祉/物資班等)
をA→B→Cの優先順位で並べた一覧表にしてください。
③ 対策本部の会議録・報告書からのToDo自動抽出
Plus限定の理由:複数ファイル(複数日分のPDF/Word議事録)を同時に読み込んで横断的に整理するには、無料版の1ファイル制限では対応できない。
使い方:災害対策本部会議の議事録・報告書(複数日分・複数ファイル)をまとめてアップロード。
プロンプト
添付は複数日にわたる災害対策本部会議の議事録・報告書です。
すべてのファイルを横断的に確認し、以下を抽出してください:
1. 「決定したが未着手」のタスク一覧(担当部署・期限つき)
2. 同じ課題が複数回議論されているのに未解決のもの(放置リスクが高い)
3. 直近3日間で新たに発生した課題
出力は「担当部署別」に分類した進捗管理表にしてください。
【現場写真】被災写真から「状況報告文」と「緊急度」を自動作成
使い方:ChatGPTに現場の写真を添付し、以下のプロンプトを貼り付けて送信します。
【指示/プロンプト】
添付された被災現場の写真(道路崩落、建物被害、避難所等の状況)を解析し、災害対策本部や庁内共有で使える報告文を作成してください。
【出力フォーマット】
■ 被害の概要(1〜2行で簡潔に)
■ 確認できる詳細状況(箇条書き)
■ 推定される緊急度レベル(高・中・低)とその理由
■ 直ちに必要な現場対応(例:通行止め手配、重機手配、救助要請など)
※個人情報(人物の顔、車のナンバープレート等)が出力に含まれないよう配慮してください。
個々の自治体では、必要なAI処理の中身が違うと思います。
高いモデルを使うと、ユースケース開発が縦横無尽にできます。必要がおありでしたら、お気軽に、弊社ウェブサイトのお問い合わせ欄からお問い合わせ下さい。AIだからできるものが沢山あると思います。