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コネクテッド・プロダクトや移動型仕分けロボット・システムなどが過度な期待のピーク期に 〜ガートナー、「日本におけるコネクテッド・インダストリ・テクノロジのハイプ・サイクル:2023年」を発表

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ガートナージャパン株式会社は2023年10月3日、「日本におけるコネクテッド・インダストリ・テクノロジのハイプ・サイクル:2023年」を発表しました。

コネクテッド・インダストリは、すべての産業が相互につながる、新しいビジネス基盤と位置付け、さまざまな産業や公共サービスは、すべてのリソースが相互につながることで新たな価値を生み出し続けるコネクテッド・インダストリへと進化し始めていくとしています。

ガートナーのアナリストは、

あらゆるものがつながって実現するコネクテッド・インダストリへの転換は重要なトレンドです。この取り組みによって、企業は現実の世界のデジタル化や分析だけでなく、より的確な予測やその予測に即した行動をとることができるようになります。また、コネクテッド・インダストリへの取り組みは、ドローン、ロボット、車両などの自動化をはじめとするテクノロジ・イノベーションを促進させ、さまざまな産業のスマート化に貢献します

と述べられています。

本ハイプ・サイクルでは、すべての産業や公共サービスが相互につながる世界の実現に寄与する40の重要なテクノロジやキーワードを取り上げています。

「過度な期待のピーク期(Peak of Inflated Expectations)」には、

スマートボール、スワーム・ロボティクス、サービスとしてのエッジ、コネクテッド・プロダクト、移動型仕分けロボット・システム、IoTセキュリティ、エッジ映像解析 などが入っています。

「幻滅期(Trough of Disillusionment)」に向かっているのは、

Wi-Fi6、マイクロデータセンター、データファブリック、イベント・ストリーム・プロセッシング、5G、エッジAI、スマート・ロボット、AR などが入っています。

IoTプラットフォームやモノのインターネットは幻滅期ではありますが、啓発機に向かおうとしています。

一方、「黎明期(Innovation Trigger)」にあるのが、

量子エッジ・コンピューティング、次世代型スマート・シティ、環境簡易のスマート化、意思決定インテリジェンス、衛生コンステレーション、3次元空間情報基盤、Wi-Fi7、自動運転トラック、インダストリ・クラウド・プラットフォーム などが入っています。

この辺の新しい領域にもウオッチしていきたいと考えています。

スクリーンショット 2023-10-09 161901.png

出典:ガートナージャパン 日本におけるコネクテッド・インダストリ・テクノロジのハイプ・サイクル:2023年 2023.10.3

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