2023年4月からのロボットの公道走行が可能になる自動配送ロボットと今後の取組
改正道路交通法が4月1日に施行されることにより、自動配送ロボットが公道を走行できるようなります。
2023年4月からロボットの公道走行が可能になることに合わせ、2023年3月27日、(一社)ロボットデリバリー協会と合同で、経済産業省の敷地内において、自動配送ロボットに関するメディア向けイベントを開催しました。
この中での資料から、自動配送ロボットと今後の取組についてとりあげたいと思います。
自動配送ロボットとは、
物流拠点や小売店舗などの荷物・商品を配送するロボットです。
EC市場の拡大などにより宅配需要が急増する中、物流分野における人手不足や買い物弱者対策などの課題解決のため、活躍が期待されています。
利用シーンとしては、
物流拠点 ⇒ 住宅・オフィス
・特に人手が不足する早朝・夜間の配送も可能
・配送と同時に集荷も可能
小売店舗・飲食店 ⇒ 住宅・公園など
・フードデリバリーサービスの提供
・自治体による生活必需品の配送(買い物支援)
地域内における移動販売
・荷物を積んだ状態で、商店街や観光地などを巡回
・飲食料などを、非対面・キャッシュレスで販売
といったことを想定しています。
主な活用事例では、2020年度以降、全国各地で複数の民間事業者による実証実験が実施されており、都市部のみならず、地方部においても活用の検討が進んでいます。
出典:経済産業省 2023.3.27
経済産業省の今後の取組では、社会実装の加速のためには、技術開発や制度整備と並行して、新たなサービスの担い手の発掘・拡大や、社会受容性の向上が必要となっています。
技術開発支援や、イベントの開催・広報を通じて、自動配送ロボットの早期普及を図っていくとしています。
出典:経済産業省 2023.3.27
(参考)道路交通法の一部を改正する法律
出典:経済産業省 2023.3.27