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サプライチェーン高度化に向けたデータ共有基盤の目指す姿について

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経済産業省は2023年3月1日、「第5回 デジタル時代のグローバルサプライチェーン高度化研究会」を開催しました。

今回はこの中から、サプライチェーン高度化に向けたデータ共有基盤の目指す姿について、デジタルアーキテクチャーを中心にとりあげたいと思います。

デジタルアーキテクチャで実現したい価値において初期たたき台として、アーキテクチャの設計・共有やデータ共有基盤の構築などを通じて、日本・ASEANならではの形で、2つの価値「産業高度化・競争力強化」と「自律性」の実現を目指してはどうか、という異論をしています。

そして、実現価値の体現方法として、価値実現のために、デジタルアーキテクチャに求められる体現方法や要件にはどのようなものがあるか、について討議しています。

日・ASEANとしての対応の方向性ですが、諸外国の動きに対して、日・ASEANが一体となって、データのコントローラビリティを維持しつつ、自国産業の高度化を実現するため、以下のとおり、対応の方向性をまとめています。

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日・ASEANとしての対応の方向性
出典:経済産業省 第5回 デジタル時代のグローバルサプライチェーン高度化研究会 2023.3.1

デジタルサプライチェーンアーキテクチャとして、ユニバーサルな相互接続と、コントローラビリティを実現することが求められるとして、データ共有基盤におけるデータ連携に関連する機能は、他枠組みとの相互接続のためユニバーサルなものになるのではないかとしています。

スクリーンショット 2023-03-13 095431.png

ユニバーサルな相互接続の担保:連携イメージ
出典:経済産業省 第5回 デジタル時代のグローバルサプライチェーン高度化研究会 2023.3.1

ルール/標準各要素の内容は以下のとおりです。

スクリーンショット 2023-03-13 095458.png

ルール/標準各要素
出典:経済産業省 第5回 デジタル時代のグローバルサプライチェーン高度化研究会 2023.3.1

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