各社がDXでめざす変革規模や現時点の成熟度を指標化、IPA「DX実践手引書 ITシステム構築編」から
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IPAは2022年4月4日、「DX実践手引書 ITシステム構築編」の改訂を公表しました。
今回の改訂では、各社がDXでめざす変革規模や現時点の成熟度を指標化する仕組みや、DXとセキュリティの関係、外部サービスの活用方法などを新たに紹介し、具体的なヒントを提供しています。今回の改訂の主なポイントは次のとおりです。
1) 各社がDXでめざす変革規模や現時点の成熟度を指標化
2) DXにおけるセキュリティの考え方を整理
3) 社会最適を実現するための外部サービスの活用方法を紹介
今回は、1) 各社がDXでめざす変革規模や現時点の成熟度を指標化について、とりあげたいと思います。
「DXを継続的に進めるための考え方」として、DXでめざす「変革規模」と「組織成熟度」の指標を定義しています。
「変革規模」は、変革や効果の波及範囲の大きさを示すものとして、既存事業における社内を中心とした変革を目指すオプティマイゼーション(3段階)と、新商品や新サービスを通して、市場や社会の変革を目指すトランスフォーメーション(4段階)を合わせた7段階を設定しています。
「組織成熟度」は、DXを実現していく上で必要と考えられる経営体制・環境準備・IT人材や技術力などの個別要素を集約し、その達成度を組織成熟度として定義しています。その上で、変革規模を高める、あるいは継続して変革をし続けるために、各組織の成熟度指標を高めていく際に有効となる施策を紹介しています。
出典:「DX実践手引書 ITシステム構築編」の改訂 2022.4.4
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