リモートワークになって、生産性はあがったか
同じブロガーの斎藤さんが「リモートワークになって、生産性が上がった人、下がった人、変わらなかった人」のブログを拝読し、自分なりにもリモートワークの生産性について考えてみたいと思います。
斎藤さんのブログでは、生産性が上がった人、生産性が下がった人、生産性が変わらなかった人、とそれぞれポイントを整理されています。
生産性が上がった人は、
生産性が上がった人は、もともと、自分の仕事について目的意識を持ち、そこで成果をあげることに、専念してきた人たちだ。通勤や余計な会議、煩わしい人との関わりがなくなり、生産性が大きく上がった。勉強時間も増え、さらに能力を磨いている。
とのことです。
私自身は、生産性はあがったという確実な感触をもっています。
仕事に対して目的に意識を持てるようになり、もっと中長期視点での働き方も意識することができるようになりました。
アウトプットはとても重視するようになり、自分のアウトプット、そして、チームメンバーのアウトプットも見える化できるように意識はしています。
アウトプットをしっかりできる人とそうでない人ははっきりしてきたように見えています。自分自身のアウトプットを意識している人にとっては、リモートワークは成果を出しやすい環境といえるかもしれません。
通勤時間の往復3時間前後の時間、会議の優先順位付けなどもできるようになり、有効な時間配分もできるようになりました。
以下のように、自宅の職場環境は、セキュアFAT PCやシンクライアント、セキュアモバイル(iPad)の使い分けをしながら、聞くだけの会議や優先順位の高い会議、メールやコラボツールなども使わけをすることで、効率性の高い作業もできていると思います。
一方、生産性があがることで、余分な業務も引き受ける傾向も出てきました。外部への講演やプレゼンなどは、コロナ前よりも増えています。講演はオンラインが中心、そして、地方やお客さまのところに訪問しなくてもよくなり、その分、比較的負担なくお引き受けすることもできています。
とはいいつつも、会議やオンラインセミナーなどに顔を出す機会も増え、少し精査は必要とは思いつつあります。
こういったリモートワークのスタイルが定着すると、ジョブ型雇用はもちろんのこと、働き方の多様性がさらに重視されるようになり、生産性を高められた人は、その余力で、副業や複業などにも力をいれらるようになります。
人生100年時代、こういった取組は当たり前のようになるかもしれません。
おそらく私達のある程度の社会経験を積んできた人間にとっては、リモートワーク中心の働き方は、タイミング的にはよかったかもしれません。
しかしながら、新入社員であったり、まだ経験の浅い社員にとっては、オフラインで接して、人脈を作ることは極めて重要だと考えています。身近に相談できる人がいなければ、なかなか大変なこともあるかもしれません。
私が担当しているチームは、私だけが平均年齢を押し上げていますが、社内的にもかなり若いメンバーで構成されています。One one Oneなどを実施し、本人とできるだけ会話やチャットをしながら、モチベーションをあげていくことのお手伝いをすること、そして、できるだけ、我慢して見守ること、まかせることも、重要だと考えています。チームビルディングは難しいところはありますが、社員一人ひとり、そして、チーム全体の生産性向上にもつながるのではと考えています。
生産性をあげていくことは、何を基準に、どの範囲、期間などいろいろと考えることがあるかと思いますが、ニューノーマル、そして、ネクストノーマルの時代になったからこそ、改めて、一人ひとりが自分なりの生産性というものを考えて、行動していくことが大切なのかもしれません。