今後予測されるインフラシステムの質的変化、大きな軸はデータ活用、デマンドドリブン、ネットワーク・コーディネーション ほか
経済産業省は2020年7月20日、「第3回 インフラ海外展開懇談会」を開催しました。
政府は、2013年4月に我が国企業によるインフラシステム輸出を支援する司令塔として「経協インフラ戦略会議」を立ち上げ、産業界、国内外の有識者と施策の検討に必要となるファクトを整理・検証し、その方向性を検討することを目的としてインフラ海外展開懇談会を開催しています。
本懇談会での議論のポイントは以下のとおりです。
・デジタルの登場により"インフラシステム"自体がどのように変化してきたか・していくか
・デジタルトランスフォーメーション・新型コロナウイルス感染症危機等の様々な状況を踏まえ我が国のインフラ海外展開戦略はどのように変化していくべきか
・デジタル活用型のインフラシステム(分散小口拠点・分散管理・データ活用・省人化・強靭性重視)をどのように輸出していくか
・外国への輸出として国内よりも先行すべきケースはどのようなものか
・インフラシステム(デジタル)の海外展開において我が国が持つ強みは何か(どういったビジョン・方向性を提示すべきか)
・インフラシステム(デジタル)海外展開の中で現地企業と「共創」して取り組んでいくべき分野はどこか
・特に支援していくべき分野は何か
例)エネルギー・電力、モビリティ、EC、医療・ヘルスケア、流通、アグリ、金融、製造、スマートシティ、娯楽
本懇談会では、今後予測されるインフラシステムの質的変化をまとめています。
新型インフラシステムの質的変化は、6つの軸で整理しています。
特に、AI等によるデータの分析・活用がカギとなっています。
出所:第3回 インフラ海外展開懇談会 2020.7
多様な種類のインフラシステムで、6つの質的変化が起きつつあるとしています。
出所:第3回 インフラ海外展開懇談会 2020.7
大きな軸はデータ活用、デマンドドリブン、ネットワーク・コーディネーション 、こういったところが重要となるでしょう。