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2040年の「人間性の再興・再考による柔軟な社会」

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文部科学省は2020年6月、「令和2年版 科学技術白書」を公表しました。

構成は

第1部 科学技術が広げる未来社会の可能性と選択肢
はじめに 新型コロナウイルス感染症の流⾏について
第1章 科学技術に関する未来予測の取組
第2章 2040年の未来予測 -科学技術が広げる未来社会(Society5.0)-
第3章 未来社会に向けた研究開発等の政府の関連する取組

第2部 科学技術の振興に関して講じた施策、身近な科学技術の成果(コラム)等

となっています。

科学技術に関する未来予測の取組(第1章)では、

未来予測は様々な国や機関で行われているが、各未来予測を俯瞰すると、デジタル化と地球規模課題への対応を背景とした共通した将来像として、医療・ヘルスケアの向上による健康寿命の延伸、バーチャル空間での活動の拡大による生活の多様化、ICTの進展によるデータ産業・サービス産業等の新産業の創出、脱炭素化や資源循環の進展による持続可能な社会への転換をあげています。

2040年の未来予測 -科学技術が広げる未来社会(Society 5.0)-(第2章)では、

Society 5.0が更に進展した2040年の社会のイメージを、「有形(身体や物等)」⇔「無形(精神やデータ等)」と「個人」⇔「社会」を掛け合わせた4つ視点から整理し、具体的な科学技術トピックを示しつつ可視化しています。

2040年の「⼈間性の再興・再考による柔軟な社会」の社会のイメージは以下のとおりです。

・人間らしさを再考し、多様性を認め共生する社会
・リアルとバーチャルの調和が進んだ柔軟な社会
・人間機能の維持回復とデジタルアシスタントの融合による「個性」が拡張した社会
・カスタマイズと全体最適化が共存し、自分らしく生き続けられる社会

といった社会です。

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出所:令和2年版 科学技術白書 2020.6

20年後は、いまでは想像できない社会が待っているかもしれません。

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