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新型コロナウイルス感染症の影響により、2020年の国内AIシステム市場はいったん減速、2021年以降は成長基調に

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IDC Japanは2020年6月1日、「国内AIシステム市場予測」を発表しました。

2019年の国内AI(Artificial Intelligence:人工知能)システム市場は、前年比成長率は56.0%で市場規模が818億4,400万円まで成長したとしています。]

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出所:IDC Japan 2020.6

2019年は多くの企業でAIに関する複数の利用を目的(ユースケース)とした実証実験(POC:Proof of Concept)や実利用へのプロジェクトが数多く実施されたことをあげています。

POC前にユーザー企業がAIの活用と自社ビジネスの関連性をアセスメントし、AIによる様々な効果測定の指標を設定したことや、これらの指標を用いてプロジェクトに経営層を巻き込むなどの取り組みが、功を奏する事例が増えているとしています。

同市場の57.0%占めるサービス市場が、前年比で59.5%増加
ソフトウェア市場が、AI機能が組み込まれているAIアプリケーションの需要の増加によって、同52.4%増
ハードウェア市場が、AIの学習や推論の実行に不可欠な高性能コンピューターの需要の高まりによって、同51.1%増

と、それぞれ、好調に推移しています。

IDCでは、2020年の国内AIシステム市場は、前年比43.2%増の1,172億1,200万円とIDCでは予測しています。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響によるIT支出の抑制によってAIプロジェクトが停滞し、サービス市場とソフトウェア市場の成長スピードがいったん減速していくと予測しています。

2021年は2020年の反動や、経済の回復から、前年比45.7%増と勢いが戻り、2019年~2024年の年間平均成長率は33.4%で推移し、2024年には3,458億8,600万円になると予測しています。

今後、企業がさらにAIを活用し、企業内外におけるビジネスと付随するプロセス変革、および業務の自動化がいっそう進むことによって、AIシステム市場は高い成長を続けていくと予測しています。

AIのユースケースが拡がることによって、システムの展開領域がコア、クラウド、エッジまで連続的に拡張し、そのことはユーザー企業のIT環境の複雑さを増す要因をあげています。

同時にAIの技術革新スピードが加速し、AIの開発自体の効率化や発展に貢献しつつ、一方で技術の陳腐化も以前より早くなっており、このような背景を踏まえた上で、ユーザー企業はAIの人材不足という長期的な問題に対しても多面的に対処する必要があるとしています。

IDCでは、

ITサプライヤーは、ユーザー企業がAIシステムの継続的導入が可能になるよう、AIの最新技術と人的リソースをハイブリッドで提案することが求められる。また収益性のあるユースケースを特定し、迅速に製品/サービスを市場投入すべきである

とコメントしています。

AIシステムには最新技術の対応だけではなく、それに対応できる人的リソースも大きなテーマとなってきそうです。

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