日本の高齢者人口は3588万人、総人口に占める割合は28.4%と過去最高に
総務省統計局は2019年9月15日、「敬老の日」(9月16日)を迎えるに当たって、「統計からみた我が国の65歳以上の高齢者の人口と就業の状況」について取りまとめを公表しました。
総人口が減少する中で、高齢者人口は3588万人と過去最多で、総人口に占める割合は28.4%と過去最高となっています。
国立社会保障・人口問題研究所の推計によると、この割合は今後も上昇を続け、2025年には30.0%となり、第2次ベビーブーム期(1971年~1974年)に生まれた世代が65歳以上となる2040年には、35.3%になると予測しています。
出所:総務省統計局 2019.9.15
また、日本の高齢者人口の割合は、世界で最高(201の国・地域中)となっています。
出所:総務省統計局 2019.9.15
高齢者の総人口に占める割合の推移をみると、各国とも上昇傾向となっています。国立社会保障・人口問題研究所の推計によると、日本は 2015 年(26.6%)と比べ 2065 年は 38.4%
(11.8 ポイント上昇)になると予測しています。
出所:総務省統計局 2019.9.15
高齢就業者数は、15年連続で増加し、862万人と過去最多となり、就業者総数に占める高齢就業者の割合は、12.9%と過去最高となっています。
高齢就業者は、「卸売業,小売業」や「農業,林業」などで多く、高齢雇用者の4人に3人は非正規の職員・従業員となっています。高齢者の非正規の職員・従業員は、10年間で200万人以上増加し、日本の高齢者の就業率は、主要国の中でも高い水準となっています。
出所:総務省統計局 2019.9.15
高齢就業者は、「卸売業,小売業」や「農業,林業」などで多く、高齢雇用者の4人に3人は非正規の職員・従業員となっています。高齢者の非正規の職員・従業員は、10年間で200万人以上増加し、日本の高齢者の就業率は、主要国の中でも高い水準となっています。