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国内外における自動運転を巡る動向

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政府は2018年1月18日、「未来投資会議構造改革徹底推進会合「第4次産業革命」会合(第2回)」を開催し、事務局からは「行政からの生産性革命」と「自動走行の実現に向けた取組」について情報を公開しています。

今回は、「自動走行の実現に向けた取組」から国内外における自動運転を巡る動向をとりあげてみたいと思います。

自動運転の実用化を巡っては世界的に競争環境が激化しており、我が国も早期実用化に向けて、制度整備等を加速していく動きが進んでいます。

国内では、内閣府のSIP自動走行システムとして、2017年10月より大規模実証実験を開始し、ダイナミックマップなどの実験を2019年3月にかけて、沖縄でバス自動運転の実証実験を実施しています。

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出所:未来投資会議 2018.1

政策動向では、警察庁では運転者が乗車していれば、自動運転レベルに関わらず、ガイドラインに基づき、届け出なく公道での実証実験が可能といったように、省庁連携での取り組みが進んでいます。

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出所:未来投資会議 2018.1

国内外の自動車メーカーからは、市場化時期に関する方針が発表されており、市場化に向けて、実証実験の動きが加速しています。

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出所:未来投資会議 2018.1

海外での実証実験を巡る動向では、米国では、自動車メーカーによる実証実験に加え、WaymoやUber等のIT企業による実証実験が活発化しており、新興企業の存在感が増してきています。また、欧州においては、自動車メーカー、新興企業による実証実験が継続して行われる中、ゴミ
収集や自動バレーパーキングなど、自動運転を用いたサービスの実証実験が拡大しています。

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出所:未来投資会議 2018.1

日本における実証実験を巡る動向では、日本では、2017年10月、SIP自動走行システムによる大規模実証実験が開始され、そのほか、各地においてIT企業系や、大学・地方自治体主導による実証実験が行われています。

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出所:未来投資会議 2018.1

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