2017年の仕事を振り返ってみたいと思います。
通常の業務では、広報宣伝やマーケティングの業務を中心に行いました。
2017年は、1カ月に1本程度のニュースリリースを担当し、数件の記者会見も対応しました。記者会見では、それぞれのリリースで多くの反響があり、多くのリード情報なども獲得することができ、それなりの成果のあった1年だったと感じています。
特に協業関連のニュースリリースが多く、サービス連携モデルの検討や、協業によるマーケット戦略など、改めてエコシステムの重要性を感じた1年でもありました。
リリースをするサービスモデルも複合的になり、外部への訴求点もこれまで以上に難しくなり、工夫が必要だったと思います。
リリースでもAI関連のリリースも増え、ディープラーニングの大型のGPUプラットフォーム基盤採用の事例リリースは、特にマーケットへのインパクトは大きかったのではないかと感じています。
イベント・セミナー対応では、今年は1年に一度の大きな会社のイベントも模様が大きく変わり、プロダクトカットからソリューションモデルのアプローチに大きく変わりました。イベントやセミナーの出展も、クラウド関連のイベントだけではなく、ERPやAIなど、ワークロード特化型のイベントにも多く出展した年でもありました。
講演対応では、幹部の講演資料の対応や、エバンジェリストとしての自分自身の講演も多くこなすことができました。
エバンジェリストを中心とした講演では、データセンターからクラウド、AIやIoTテーマまで多岐に渡りました。聴講者も経営者層から開発者、学生まで、いろんな目線をもった方々にプレゼンをすることができました。
データセンターやクラウドではここ数年のトレンド予測を踏まえながらお話をしました。クラウドサービスはコモディティ化の動きがある中、特に基幹系のクラウド化などのポストオンプレミスの動きが顕著だったように感じました。
IoTやAIでは4時間程度の講義を担当をすることで、自分自身の知見を高めることができました。総務省のAIネットワーク社会推進会議(影響評価分科会)ではAIネットワークとエコシステムをテーマに発表でき、AIが進展しようとしている中でのエコシステムの重要性が注目されるようになったと感じています。
OSやコンテナなどテクノロジーに特化した形での講演も担当しました。まだまだ、コンテナ関連の理解は不足していますので、もう少しスキルアップしていきたいと考えています。
経営者協会の講演も何件か対応し、経営者の方々とも有益な情報交換ができました。AIが進展する中での自社の効率化や新しいビジネスへの展開など、いくつかテーマをもって議論ができました。
母校でも1時間ほど、会社の業務やIoTのビジネスモデル、AI時代のキャリアパスについてプレゼンすることができました。学生のみなさんは、AIなどのデジタル化が進むことで、この数十年、働き方やビジネスモデルもこれまで以上に大きな変化に直面することになるでしょう。
自分自身、ブログを10年以上投稿していることで、情報発信に関する講演もさせていただきました。ブログを通じて得た知見やノウハウなどを共有できたのではと思っています。
今年は、社外に目を向けることも重要ですが、どちらかというと社内の問題点の改善や、社内調整などにあえて時間を割くように心がけました。 社内外のバランスをみすえて、マーケットに訴求することの難しさを改めて感じた1年もありました。
この1年は、よくも悪くも社内外のバランスがとれた1年でした。2017年の仕事を振り返りながら、2018年はどのように、仕事をしていくか、これから整理していきたいと考えています。
林 雅之
2017/12/29 09:01:39