オルタナティブ・ブログ > 『ビジネス2.0』の視点 >

ICT、クラウドコンピューティングをビジネスそして日本の力に!

IoT新時代の新たなビジョンの検討について

»

総務省は2017年11月17日、「情報通信審議会 情報通信政策部会 IoT新時代の未来づくり検討委員会(第1回)」を開催し、IoT新時代の新たなビジョンの検討についてなどについての情報を掲載しています。

ICTによるアプローチが必要な長期的な課題では、これまでのICT政策は主として2020年をターゲットとしてきたが、より長期を展望した場合に、様々な局面でさらに困難となるハードルが待ち受けており、現時点から、これらに立ち向かうICTによる有効な手立てを検討し、推進することが必要とています。

そのため、2030~2040年頃を展望しつつ、日本の「未来」をつくる情報通信政策の在り方を検討をしていくべきとしています。

スクリーンショット 2017-11-17 21.20.34.png

出所:総務省 情報通信審議会 情報通信政策部会 IoT新時代の未来づくり検討委員会(第1回) 2017.11

IoT新時代の未来づくり検討委員会では、

検討項目として以下の3点をあげています。

(1) 2020年以降に人口減少社会がさらに進行する中で、日本が直面する課題の現状認識をICT分野を超えて前広に整理。
(2) IoT・AI・ロボットなど2030~2040年頃の新時代を展望し、イノベーションにより将来起こりうる未来イメージを制作。 (省内若手による横断的な「未来デザインチーム」を設置。シンクタンクや女性活躍プロジェクト「IoTデザインガール」等との協働により、具体イメージを委員会に提案。)
(3) WGからの報告を踏まえつつ、未来イメージから逆算する形で、日本の歩むべき道を支えるための情報通信政策のあり方
を検討。

産業・地域づくりWGでは、

IoT・AI・ロボットなどのイノベーションの成果を「産業」や「地域」の隅々まで浸透させることを通じて、
・ 2020年以降の本格的な人口減少・高齢化社会において生じうるさまざまな課題解決
・ ICT産業の競争力向上や経済・地域社会の持続的な発展のために取り組むべき情報通信政策の在り方を検討

としています。

人づくりWGでは、

IoT・AI・ロボット等が日常生活、職場や公共空間に広く浸透する時代を見据え、
・ こうした時代に求められる人材を育成するための教育の在り方
・ 高齢者・障害者に対するICT利活用支援策等に関して検討

としています。

Comment(0)