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将来の人工知能(AI)・ダイナミックマップを活用した自動運転システムのアーキテクチャー(イメージ)

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政府のIT総合戦略本部は2017年3月9日「データ活用基盤・課題解決分科会 第3回道路交通ワーキングチーム」を開催し、自動走行ビジネス検討会「自動走行の実現に向けた取組方針」報告書概要や自動運転の実現に向けたデータ基盤整備の方向などに関する検討を行っています。

自動運転とデータ基盤に関する問題意識では、自動運転は、今後ますますデータ駆動型になり、人工知能(AI)を含むソフトウェア技術とそれを支えるデータ基盤が重要になると考えられるとしています。このような中、日本での自動運転の実現と技術力強化の観点からの自動車・交通関連のデータのエコシステムのあり方を見据えた上で、自動運転に係るデータ基盤整備の戦略の方向を明確化すべきではないかとしています。

日本においては、これまで、自動運転に係るデータ戦略として、主にダイナミックマップにかかわる基盤整備を中心に取り組んでいる中、今後、自動運転への人工知能(AI)の活用・導入の本格化、コネクテッドカーの進展に伴う情報流通量の増大等も見据えた上で、自動運転を実現し、技術力を強化するためのデータ戦略の全体の方向は、如何にあるべきかとし、以下の将来のアーキテクチャーのイメージを示しています。

<将来の人工知能(AI)・ダイナミックマップを活用した自動運転システムのアーキテクチャー(イメージ)

スクリーンショット 2017-03-19 18.15.05.png

出所:データ活用基盤・課題解決分科会 第3回道路交通ワーキングチーム 2017.3

自動運転実現に向けたデータ戦略の方向として、今後、自動運転の技術力・能力の強化を図るためには、①自動運転に係る人工知能(AI)等の能力強化と②自動運転に利用されるデータの効率的拡充の二つの方向を強化する観点からの、データ戦略を検討することが必要ではないかとしています。

スクリーンショット 2017-03-19 18.23.35.png

出所:データ活用基盤・課題解決分科会 第3回道路交通ワーキングチーム 2017.3

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