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自動走行ビジネス検討会 報告書『今後の取組方針』

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経済産業省は2016年3月、自動走行ビジネス検討会 報告書『今後の取組方針』を公表しました。

今後の取組み方針の概要は、

(1)将来像の共有と競争・協調の戦略的切り分け
(2) 国際的なルール(基準・標準)づくりへの戦略的取組 我が国が国際的なルールづくりをリードできるよう、基準と標準をつなぐ戦略的な検 討を行う場を設置する。
(3) 産学連携の促進 高度な自動走行の実現に向けて、学の担うべき役割や分野等について引き続き検討する。

となっています。

2020~2030年頃の実現が期待される自動走行の将来像と競争・協調の戦略的切り分けでは、以下の4つをあげています。

(1)自動走行(一般車両 レベル2・3・4)
(2)隊列走行(トラック レベル2)
(3)自動バレーパーキング(専用空間 一般車両 レベル4)
(4)ラストワンマイル自動走行(専用空間等 専用車両 レベル4)

自動走行(一般車両 レベル2,3)では、以下の8分野を重要な協調領域と定め、既存事業も活用しつつ、取組を進めるとしています。

スクリーンショット 2016-03-30 21.06.34.png
出所:経済産業省 自動走行ビジネス検討会 報告書 2016.3

(2)隊列走行(トラック レベル2) では、後続車両無人の2台の隊列走行の実現を目指すなど、実現に向けて着実なステップ を踏んでいくとしています。

スクリーンショット 2016-03-30 21.15.30.png

出所:経済産業省 自動走行ビジネス検討会 報告書 2016.3

(3) 自動バレーパーキング(専用空間 一般車両 レベル4)では、2020年頃から、自動バレーパーキング対応車両について、専用駐車場(一般交通と分離、管制センター等設置)における自動バレーパーキングの実現を想定しています。

スクリーンショット 2016-03-30 21.17.10.png
出所:経済産業省 自動走行ビジネス検討会 報告書 2016.3

(4) ラストワンマイル自動走行(専用空間等 専用車両 レベル4)では、専用空間における自動走行(レベル4)により、過疎地等における運営コストを抑制した新たな移動サービスの実現を想定しています。

スクリーンショット 2016-03-30 21.18.48.png
出所:経済産業省 自動走行ビジネス検討会 報告書 2016.3

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