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ICT、クラウドコンピューティングをビジネスそして日本の力に!

第四回 八子クラウド座談会in関西に参加して、テーマはIoT。

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2015年11月14日(土)に、『第四回 八子クラウド座談会in関西「メーカーとITが急接近!?IoTってどないやねん!?』 が大阪の中之島フェスティバルタワーの凸版印刷様の会場で開催され、私も参加してきました。

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最初の登壇者は、シスコシステムズ合同会社 シスココンサルティングサービス シニアパートナーの八子知礼さん。会場の雰囲気はこんな感じで土曜日の休日に100名を超えるメンバーが参加しました。

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八子さんより、 八子クラウド座談会の開催趣旨や運営方針、これまでの取り組みなどを紹介しました。

続いて、IoT/IoEの市場やビジネスの可能性などの取り組みを紹介しました。

シスココンサルティングの取り組みを紹介しつつ、すべてを接続する世界観である「internet of Everything」の世界、IoTに取り組む必要性やビジネスの価値、特に、製造業の課題を提起し、IoT/IoEなどを活用したスマートファクトリーなどのステージ3の世界をつくり、日本の製造業の回帰とイノベーション創出の必要性を紹介しています。分業体制から、ネットワーク型オペレーション組織をつくり、人、プロセス、データをつなぐといった事例をあげながら、自動化や横展開の重要性をあげていました。

第一部のセッションでは、7社からIoTを中心とした取り組みの紹介がありました。

オムロン株式会社  アプリケーションオリエンティド事業部 事業推進部 HS企画課 主査 上辻雅義氏
「IoTデバイスとオープンイノベーション」  

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画像処理をいれたセンサー型カメラを展開し、ユーザ主導のビジネス創造を進めています。利用用途は、家族の見守りだけでなく、公共の見守りなどを想定しているとのこと。オープン・イノベーションでアプリの増殖を進め、SENSING EGG PROJECTを展開し、CEATECでAwardを受賞しています。メーカーとIT事業者で連携をしてソリューションを展開していきたいとしています。

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http://plus-sensing.omron.co.jp/egg-project/

②ヤンマー株式会社 中央研究所 技術企画部 専任課長(IoT担当) 中野年章様
「ヤンマーのIoT取組み、 〜農機・営農支援サービススマートアシストからロボットトラクター・無人ヘリまで!?〜」

スマートアシストの取り組みでは、農業分野において、ICT、IoT/M2Mを活用したサービスを提供し、プロフェッショナル農家、生産性の高い農家を支援していくとしています。農機で集めたセンサー情報を分析し、安心して作業、農業経営をサポートします。そのほか、トラクターなどの稼働レポート。故障関連の情報の検知し、故障担当者が修理にいくといった対応も可能ということです。故障する前の状況予測(メンテナンスの提案等) 保守運営が重要で、モノの売上より、保守費が利益率が高いということです。トラクターの効率的なシェアも可能で、管理工数の効率化や生産性の監視、さらには、微弱電源で位置を把握し、緊急通報も可能で盗難防止にもつながるということです。

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スマートアシスト
https://www.yanmar.com/jp/technology/smart_assist.html

次の100年を見据えて、無人走行するロボットトラクターによる農作業の自動化を進め、 無人ヘリコプターを活用した農薬散布などのビジネスも展開しています。

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ロボットトラクター
https://www.yanmar.com/jp/technology/robotics.html

③ムラテックシステム株式会社 代表取締役社長 森秀樹様
 「Z-WAVEと用途開発」

920MHz帯無線通信規格Z-WAVE普及拡販を推進し、遠隔自動制御プラットフォームを展開。
ターゲットは、HAから農業ICTまでなど、幅広い領域を対象としています。

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④ヤフー株式会社 スマートデバイス推進本部 Yahoo!IoTサービスマネージャ 中村浩樹様
 「ConnectEverything〜myThingsが目指す繋がる未来〜」

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myThingsのアプリを開発 モノと通信とクラウドが一つの体験となり、シームレスに連携するモノとWebをつなぐプラットフォームを展開しています。
IoTデバイスが持つ機能を自分で組み合わせて自由に使えることができます。

アプリ例としては、離れて暮らす家族の見守りなどがあり、利用できるサービス・デバイス 32チャネルがあるといいます。 
そのほか、ともだち家電チャネルとmyThingsの連携や、 Hackeyとの連携を発表などを紹介しています。Hackeyの活用例としては、ひねるといつも飲んでいるビールを購入できたり、枕元で寝るときに、家がシャットダウンするといったことができるようです。

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myThings
http://mythings.yahoo.co.jp/

⑤アドソル日進株式会社 セキュリティ・ソリューション推進部 シニアコンサルタント 吉村隆男様
 「ハンズフリー認証/屋内位置検知/センサーネットワークソリューションのご紹介」

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制御用の機器や工場のシステムなどがインターネットとつながることは、サイバー攻撃のリスクが高まっており、どうやって制御していくかが重要であり、人体通信のビジネスにも力をいれています。タッチタグで、触るだけで認証でき、歩いても踏んでも大丈夫とのことです。オフィスや入退室管理、集合住宅などでの利用用途を想定しています。

将来は人とサービスをつながげる。モノとサービスをつなげる。人・モノ所在検知システムなどのビジネスモデルの検討を進めていくようです。

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人体通信
http://www.adniss.jp/ban

⑥ウエストユニティス株式会社 企画営業統括 小川公佑様
 "実用化"法人向けウェアラブルコンピューターのご紹介」

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法人向けを対象に、すでに400社を超える法人向けでの利用実績のあるウェアラブルコンピュータのInfoLinker (インフォリンカー)を提供しています。

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http://www.westunitis.co.jp/

⑦株式会社データビークル 代表取締役CEO 油野達也様
 「ビッグデータが画餅ならIoTは3Dプリンタで作ったケーキか?」

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冒頭から、「IoTはイノベーションを生み出さない」という言葉は印象に残りました。会場を惹きつけるプレゼンでした。

データサイエンスをサイエンスするデータ分析は8工程あり、

①アウトカムを設定する
②解析単位を設定する
③データを探す
④集める
⑤非正規化、マッピング
⑥説明変数を探す
⑦分析、仮説立案
⑧レポートを作成する

後半の⑥⑦⑧の領域を中心に、データビークルではサービスやソリューションを展開しています。

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http://www.dtvcl.com/

第2部は、パネルディスカッションで、

「クラウドで実現するIoT/IoEに必要なこと」をテーマに、第1部の登壇者の方々が登壇者となり、会場からの質問もあり、活発な議論がなされました。

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第3部のワークショップでは、

「IoT (Internet of Things) で何が出来るんだろう」
「(クラウドで)IoTをどうやって実現すればよいだろう」

をテーマに、8つのグループに分かれてワークショップが行われ、各グループがそれぞれ発表しました。

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第4部のライトニングトークと懇親会は、残念ながら、参加できませんでしたが、フェイスブックなどで確認する限り、かなり盛り上がっていたような印象でした。

■第4部 ライトニングトーク 
1)凸版印刷株式会社 小西 孝重様
2)cloudpack(iret株式会社) 大阪オフィス 比企 宏之様
3)シャープ株式会社 佐藤 啓一郎様
4)
株式会社アドベン 高橋沙江様
5) NTTコミュニケーションズ株式会社

今回、それぞれ各社の発表セッションや、パネルディスカッション、ワークショップなどを経験し、IoTに対して捉え方が多岐に渡っており、それぞれ、いろんなビジネスモデルのイメージを考えているという印象を持ちました。IoTとは何なのか、何ができるのか、いろいろとヒントを与えたくれた座談会でした。

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