地域経済分析システム(RESAS)で地元(高崎)の人口の今とこれからを知る
内閣官房(まち・ひと・しごと創生本部事務局)および経済産業省は2015年4月21日、「地域経済分析システム(RESAS(リーサス))」の提供開始を公表しました。
RESAS(リーサス)は、「産業マップ」「観光マップ」「人口マップ」「自治体比較マップ」の 4 つのマップから構成されています。
今回は、私が住んでいる地元である群馬県高崎市の人口について、調べてみたいと思います。
人口マップでは、高崎市の人口は37万人を超えており、概ね長野県長野市と同じ人口となります。
高崎市の人口の年代別推移では、
今後、老年人口は増え生産年齢人口は現象していくもの、総人口は比較的緩やかに推移しています。
高崎市の人口ピラミッドは、
2015年は65歳を超える老年人口は99.199人の26%を占めていますが、2040年には、116,2971人となり、35%という比率まで上昇します。
高崎市の人口増減は、
2020年以降においては、老年人口はそれほど増えませんが、年少人口が減少し、2035年以降は生産年齢の減少が顕著となります。
高崎市の合計特殊出生率と人口推移では、
合計特殊出生率は1.48%となっており、女性人口比率が高い状況となっており、この先女性比率が上昇していくと予測しています。
人口の社会増減では、
高崎市は人口流入、流出とも全国的な流れとなっています。
転入超過と転出超過のFrom-to分析では、
人口の転入においては、前橋市からの流入がもっとも多く、安中市、渋川市、富岡市と続いており、群馬県内の人口が高崎市に集約してきていることが伺えます。一方、転出は太田市がもっとも多く、埼玉県大宮市が続いています。
将来人口推計においては、
人口移動が収束しない場合において、2040年に若年女性が50%以上減少し、人口が1万人以上の市町村が黄色、人口移動が収束しない場合において、2040年に若年女性が50%以上減少し、人口が1万人未満の市町村が赤色で色付けられています。
高崎市は該当にはなっていませんが、群馬県内では、
黄色に該当するのが、
渋川市、沼田市、安中市、桐生市、みなかみ町、中之条町、玉村町などになっています。
赤色に該当するのが、
高山村、片品村、東吾妻町、長野原町、嬬恋村、甘楽町、下仁田町、南牧村、上野村、神流町などとなっています。
出所:RESAS(リーサス)
特に、高齢化率、人口減少率が日本一といわれる群馬県南牧村では、総人口推計では2010年の2423人ですが、全国の移動率が今後一定程度縮小すると仮定したパターン1の場合、2060年には269人と10分の1近くまで減少する計算となり、消滅自治体と言われるような深刻な状況になることが予想されます。