データカタログサイト「DATA.GO.JP」の本格運用における掲載データについて
IT総合戦略本部は2014年10月1日、データカタログサイト「DATA.GO.JP」の本格版への移行を公表しました(リリース)。IT総合戦略本部では2014年10月24日、「第8回電子行政オープンデータ実務者会議」を開催し、データカタログサイト「DATA.GO.JP」の本格運用開始についての状況報告をしています。
本格運用に伴う主な機能として以下の5つをあげています。
出所:IT総合戦略本部 データカタログサイト「DATA.GO.JP」の本格運用開始について 2014.10.24
主な機能
①公共データの横断検索機能
府省が公開しているデータを横断検索できる機能。検索結果から、そのデータに関する説明(メタデータ)を確認でき、府省の公開URLからダウンロードできる。②関連の取組のリンク等
利活用の参考にできるよう、政府の方針・決定、公共データ活用事例、府省等のデータベースサイトを紹介。③利用者からの意見受付コーナー
掲載しているデータのデータ形式、現在掲載されていな
いデータの掲載等に関する意見を受け付ける。④更新情報の通知機能
サイトの新着情報やデータの更新について利用者に通
知する。⑤メタデータダウンロード機能
複数のデータセットを選択し、メタデータをダウンロードできる。
掲載されているグループ別のデータセット数は以下のとおりで、総数は12347で、最も多いのが行財政の3784となっています。
出所:IT総合戦略本部 データカタログサイト「DATA.GO.JP」の本格運用開始について 2014.10.24
府省別のデータセット数は国土交通省の3104が最も多く、経済産業省(1459)、文部科学省(1097)と続いています。
出所:IT総合戦略本部 データカタログサイト「DATA.GO.JP」の本格運用開始について 2014.10.24
形式別データセット数は、PDFの比率が高く、公開されているデータセット数は増えているものの、機会判読(マシンリーダブル)なデータ形式で公開されることが望まれます。
出所:IT総合戦略本部 データカタログサイト「DATA.GO.JP」の本格運用開始について 2014.10.24
また、データセットの多くは、日本語となっており、海外からの利用者を増やしていくためには、英語などの言語を増やしていくことが必要となっていくでしょう。
出所:IT総合戦略本部 データカタログサイト「DATA.GO.JP」の本格運用開始について 2014.10.24
これらのオープンデータの公開状況は「ITダッシュボード」から随時確認することができます。
http://www.itdashboard.go.jp/Statistics/opendata#200
データカタログサイト「DATA.GO.JP」が本格運用となっていますが、他の先進国と比べるとデータ形式など、まだまだ十分な状況とは言えない状況の中、政府では、公開支援WGや利活用推進WGを設置し、オープンデータ公開の拡大に係る課題の更なる検討や、ルールの見直しなどを行っています。
出所:IT総合戦略本部 オープンデータ関連WGの再編について
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/it2/densi/dai8/siryou4.pdf