電気通信協会主催のフォーラム「クラウド・コンピューティングの動向と新たなビジネスモデルの検討」に参加して
11月14日に社団法人電気通信協会が主催するフォーラム「クラウド・コンピューティングの動向と新たなビジネスモデルの検討」の客員講演会に参加させていただきました。「クラウド・コンピューティングと新たなビジネスモデル」というテーマで60分間お話をし、60分間質疑応答やフォーラム活動で検討されているテーマについて情報交換をさせていただきました。
電気通信協会のフォーラム活動とは、
会員企業の若手社員(30代)を育成する目的から、毎年10チーム、各チーム10名、合計100名程度が参加して、各チームごとに時宜を得たテーマ設定をおこない、業種、職種を超えた構成で研究をおこなっています。募集時期:毎年3月頃(産業部会 会員企業)
活動期間:5月~翌年3月
活動方針:月1回以上の会合をおこない、専門分野の講師を招いての講演も行う
成果報告:2月までに各チームごとにレポートを作成。それを基に3月に成果報告会(プレゼン)を開催
成果報告書:フォーラム各チームのまとめたレポートを会員へ配布します
となっています。
平成23年度のフォーラム活動は、
- 進化するスマートフォンを活用した新たなビジネスの検討
- 進化するスマートフォンを活用した新たなビジネスの検討
- 3.9G普及に伴うモバイルサービスの将来展望(東京)
- 3.9G普及に伴うモバイルサービスの将来展望(大阪)
- ワイヤレスアクセスシステムの技術動向と将来展望
- クラウド・コンピューティングの動向と新たなビジネスモデルの検討
- スマートグリッド実現に向けた課題とビジネスモデルの検討
- データセンター構築に伴う現状の課題と将来展望
- 固定通信・移動体通信と放送の融合に関する現状とサービスの将来
- 情報通信産業におけるグリーンICTへの取組と将来展望
- 広域災害を想定した情報通信確保に関する検討(東京)
と、合計12チームに分かれ、2月の成果報告書の作成や3月の報告会に向けて活動を進められています。
私がお話をさせていただいた講演の目次は、
- クラウドコンピューティング動向概観
- クラウド市場成長を支える業界モデル(コンシューマ分野)
- クラウド市場成長を支える業界モデル(公共/社会サービス分野)
- クラウド市場成長を支える業界モデル(エンタープライズ分野)
- クラウド市場成長とIT業界・エレクトロニクス業界の構造変化(マクロ視点)
- クラウドのオープンソース化、デファクト化、標準化など(参考)
それぞれの分野におけるビジネスモデルの概観を中心にお話をしました。資料は69ページにもなったのですが、その一部をご紹介します。
クラウドビジネスの潮流(PEST4つの視点から)
講演終了後、クラウド関連団体の活動、クラウドエコシステム、中小企業向けのクラウドビジネス、クラウドのオープンソースとセキュリティ、海外展開など、ついて質問を受けました。クラウドビジネスを今後展開するにあたっては、団体活動への参画や企業の現状の課題も踏まえたエコシステムの形成などを絡めた回答をさせていただきました。
次にフォーラムで検討を進められているロードマップや各ビジネスモデル案をご提示いただき、それぞれの案についてコメントなどを述べさせていただくなど、情報交換をさせていただきました。
会合終了後、参加者の皆さんと懇親会に参加しました。参加者の皆さんは通信インフラだけでなく、様々な業務を担当されていて、これからの情報通信業界について、それぞれしっかりとしたご意見をもたれていて、自分自身も勉強させていただきました。情報通信業界のこれからがどうなっていくか、こういうフォーラムで議論検討していくことは非常に大切な活動だと感じました。
このような貴重な機会にお招きいただき、ありがとうございました。
※担当キュレーター「わんとぴ」
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