クラウドを様々なストーリーで考える
これまでブログを毎日書き続けて、3年半が経とうとしています。1年間、ネタがあるわけではなく、ネタ切れになり、苦労することが多々あります。また、ネタがあっても調べる時間がなく、投稿できないこともあります。その中で、最も意識しているのは、オリジナリティのあるストーリーです。
いくつかストーリーの例(クラウドの場合)を紹介しましょう。
クラウドビジネスのストーリー
クラウドコンピューティングは、ビジネスやサービス、そして、テクノロジーなど様々な視点で捉えることができます。また、利用モデルもプライベートクラウドからパブリッククラウドまで、多岐にわたり、人によってクラウドの捉え方は異なります。私自身が意識しているのは、クラウドビジネスであり、今後、成長が予測されている中で、企業ユーザ側の視点や提供者側の視点などに立ち、クラウドビジネスがどのように展開されていくのか、というのを整理していきたいと考えています。今後はクラウドと経済(Economy)の視点も考慮していきたいと思っています。
クラウド政策のストーリー
クラウドコンピューティングは、日本の国際競争力などの産業面も重要であり、電子政府や電子行政クラウド、そして、教育クラウド、医療クラウドのように、公共分野でのクラウド化は、今後、行政刷新や効率化、そしてコスト削減を進めていく上では、非常に重要なテーマとなります。また、データセンターの国内立地推進や、日本発のクラウドサービスの海外展開、標準化など、検討すべき項目は多いと考えています。これらの政策の流れを自分なりにストーリーをつくって整理していきたいと考えています。今後は海外政府のクラウド政策にももっと目を向けていきたいと考えています。
モバイルクラウドのストーリー
スマートフォーンやタブレットに代表されるように、マルチデバイス化が進み、次々と新しい端末が登場しています。また、LTEのようにモバイルブロードバンドも今後普及が見込まれています。また、モバイルに対応したサービスもさらに充実してくることでしょう。モバイル分野は今後大きな成長が見込まれるようになり、モバイルクラウドの分野はこれから真剣に追いかけていきたいと考えています。
その他のストーリー
クラウドコンピューティングは、開発や運用、仮想化、などのテクノロジなどのストーリーも必要になるでしょう。また、クラウドコンピューティングはセキュリティなどが不安視されていますので、セキュリティや安全性や信頼性、そして法制度の観点からストーリーをつくっていくのもありでしょう。また、クラウドビジネスを展開していくにあたって、経営や営業、SE、そして情報システム部門のあり方など、組織論でストーリーを考えていくのもおもしろいでしょう。
いずれにしても、クラウドコンピューティングは非常に奥が深く、様々な視点が考慮され、幅広い知識が要求されます。今後のブログもクラウドを中心に、様々な視点でストーリーをつくっていきたいと考えています。