ツイッターを活用した地域活性化(仮称)についての目次(案)
ざくっと目次(案)を作成してみました。皆さん、ご意見などをいただければ幸いです。
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はじめに なぜ、今、地域とツイッターなのか
地方の地盤沈下 (自治体財政難)
自治体の情報を全国発信
首長の活用
広報誌ではできないリアルタイムの情報提供
若い世代との接点
コスト削減
住民参加のコミュニティ
地域情報の魅力発信(観光、地域名産など)
第一章 事例紹介(自治体)
◎佐賀県武雄市の活用事例 (地方からの情報発信、行政への活用)
市長の活用
日本ツイッター学会の設立
9月1日より、全職員(約300名)がツイッターを活用
行政分野(防災等)への活用
地方からの情報発信の意義
※参考記事:佐賀県武雄市、全職員にツイッター 「つぶやき」行政に活用
http://s.nikkei.com/95N6F9
◎ツイッターを活用する首長
宮城県東国原知事 (口蹄疫の状況をいち早く情報発信)
佐賀県知事 (佐賀県から地域情報の発信)
千葉市市長 (市民との対話機会)
◎鳥取県米子市の活用事例 (ご当地キャラクターの活用)
ご当地キャラクター「ネギ太」 米子特産の白ネギをモチーフに
1日数百回にのぼるつぶやき
PR効果で2009年度のふるさと納税件数が前年の6.5倍(額は1.7倍)に急増
「ネギ太」「ネギ子」 2人あわせて「ヨネギーズ」
ゆるいコミュニケーションでフォロワーを増やす
その他の地域の「ご当地キャラクター」の利用例
※参考記事:商店街・自治体も「つぶやき」なう、ツイッター活用
(私のコメントも掲載されています)
http://s.nikkei.com/baqrM3
◎ 北海道陸別町の活用事例(弱みを強みに 日本一寒い町)
町の紹介など (住民は2,300名)
夏場に陸別町の寒さをPR
2月の「しばれフェスティバル」のPR効果事例(七千人の参加者を集める)
フォロワー数は、5,000を超え、自治体最大級(コメントに丁寧に対応しつつ知名度をあげる
◎千葉市の活用事例 (ツイッターで市民と積極的対話)
史上最年少の市長(熊谷市長:NTTコムのOB)
千葉市シティーセールス室の設置
市長と市民が財政健全化を議論(8月10日)
ツイッターで市民参加意識を高める
◎茨城県(うまいもんどころ推進室)の活用事例 (地域名産のPR)
農林水産部園芸流通課うまいもんどころ推進室
茨城県の食の魅力についてつぶやく
フォロワー数が、自治体では国内一 (4万5千を超える)
ホームページとの連動(いばらぎ食と農のポータルサイト)
◎長野県(企画課ブランド室)の活用事例(観光誘致、地域の魅力発信)
長野県魅力発信ブログ (ブログとツイッターとの連携)
お金を書けないで地域の魅力を伝える
◎その他の活用事例
自治体の公式情報、防災情報、地域イベントの案内、採用など
◎総務省の地域力創造グループの活用事例
ツイッターの活用を推進
地域政策課(地政)、地域情報政策室(地情)、地域自立応援課(地自)、
人材力活性化・連携交流室(人材)、地域振興室(地振)、過疎対策室(過疎)で構成
(1日、1回は情報発信)
※参考記事 総務省、ツイッターで政策発信 過疎地の活性化支援
http://bit.ly/bnEWuF
◎JOIN (移住・交流推進機構)
7月13日の地域とツイッター活性化に関する講演模様
ツイッターを活用した地域間交流と地域活性化の可能性について
◎参照資料
自治体のツイッターリスト 一覧
第二章 活用事例(商店街などの団体)
◎日本で広がる「ツイッターサミット&イベント」
○「関西Twitterサミット」(4月30日)
著名人が参加し、地域の活性などについて議論
○「ツイッターご縁サミット山陰」(7月)
活用の企業など意見交換
○「ツイッターご縁サミット岡山」(8月)
○「京都ツイッター博覧会」 (9月20日)
ツツイッタ-の魅力や活用法を広くPRするイベント。
京都にゆかりのある多くのタレントや文化人をゲストに
京都の「食」「観光」「伝統文化」などについてトークショー
◎地域住民が市民記者になる
○若者のネット放送局「だがね組・足利テレビ」 (7月末)
ツイッターに連動した「Ustream」を利用し、中心市街地ビルの一画から足利のイベントや行事などを生放送。
双方向の地域コミュニケーションの手段を通じ、若者による地元情報発信
◎商店街の活用
○杉並区高円寺ルック商店街
日本の商店街で始めての利用(商店街の理事が自発的に開始)
つぶやきでは、セールスしないをモットーに
ツイッター勉強会で広げる
○京都市錦市場
商店街の一体化
リアルタイムでの情報発信
ホームページとの連携 (アクセスが導入前の10倍に)
○秋田県横手市
「ヨコッター」の名称で早くから活用
地元を元気にしたい若者のアイデアを発端に、リアルに地域活動展開
○福岡大名 (大名なう)
地域外居住者と地元住民を中心としたメンバーで役割分担
商店街リアルタイム配信(地域がアカウントを持つ)
来訪者増やまちあるき観光を促進
○徳島県県商店街振興組合連合会
12日から始まる阿波おどりをきっかけに閲覧者を増やし、
おどり期間後は商店独自の情報を発信
○総務省のICTによる地域活性化の先進事例
先進事例の概要紹介
ツイッターの事例が多い(福岡大名、横手市など)
◎商店街などを中心としたツイッター活性化の共通点
ギフト経済圏を創る
顧客との対話関係を創る(継続的な顧客、クチコミ環境)
バーチャル商店街
気軽さの活用
誰もが市民記者に
地域への参加機会の創出
優越感、満足感を得る
ソーシャル・キャピタル=感謝貨幣=ウッフィーの蓄積
◎(コラム)ソーシャルメディアの徳
日本人のツイッターの利用者が多いのは道徳や歴史的背景がある
二宮尊徳(報徳思想)、横井小楠(富国有徳)
ネットで徳を積み重ねる
ツイッターは人間性を表現するツール
◎参考資料
商店街のツイッターアカウントリスト一覧
第三章 ツイッターの概要と地域とソーシャルメディアの歴史
◎ツイッターの概要
ツイッターの基本機能(つぶやき)
フォローとフォロワー
お気に入り
リスト機能
ダイレクトメッセージ
ハッシュタグ
◎ツイッターでどんなことができるか
人とのつながり
情報収集
情報のアウトプット(共感)
人を集める(オフライン)
◎ソーシャルメディアの歴史
○早くから地域ツイッターに注目
2007年6月3日に地域ツイッターの可能性について投稿(内容紹介)
今年になって、読売新聞や、日経新聞など、多くのメディアや調査機関から取材される
○地域ブログと地域SNSの概要と比較
各々の地域ソーシャルメディアの概要
メリット、デメリット
ソーシャルメディアによる地域情報のマッピング(地域・地域外、リアルタイム性等)
○地域SNSの歴史
千代田区の「ちよっぴ~」、長岡市の「おここなごーか」
総務省のe-コミュニティ形成支援事業
Web2.0時代の地域のあり方に関する研究会
民間主導の地域SNS (西千葉 あみっぴい)
○地域ブログの歴史
北山ブログ 村ぶろ (2007年 6月21日 開設)
バーチャル村民 (会員数は村民数を超え、1万5千人を超える)
一日のPV数が30万を超える
村の新たな収益基盤(ショッピングサイトとの連携)
政府の支援
○自治体と動画投稿サイトの歴史
会津若松市 YoTubeを始めて利用(2007年1月30日) 「いにしえ博物館」
自治体のYouTubeの公式チャネルの利用 (大阪府、和歌山県など)
○地域ブログ、地域SNSの中での地域ツイッターの位置づけ
気軽さ
相互補完
オープン性
人間性
サービス連携(USTREAM等)
◎総務省が推進する「地域の絆 緑の分権改革」
○原口ビジョンⅡ
(ICT維新ビジョン2.0の推進、緑の分権改革の推進、埋れている資産の活用)
緑の分権改革の推進~地域からの成長戦略
定住自立圏構想、過疎対策、自治体クラウドなど、
ICT活用による地域活性化は大きなテーマ
第四章 これからの地域ツイッター
○公共性の高いインフラへ
ツイッターの利用率と今後の成長性
電話やメールに変わるコミュニケーションインフラ
リアルタイム性の重要性
○住民参加型の環境へ
ツイッターで街の市民記者へ
地域間交流(ハッシュタグの活用)
花火や祭り、などのイベント、共感
○学校ツイッター
修学旅行などの学校のイベント情報の発信
不審者情報
緊急連絡網
学校と保護者間とのコミュニケーション
わからない分野をみんなで教えあう(協働教育、学習)
○防災分野や危機管理への活用
総務省消防庁の災害情報タイムライン
自治体向けツイッターによる災害配信サービスの提供
宮崎口蹄疫の事例
○高齢者への対応
高齢者がつぶやく(子どもや孫たちとのコミュニケーション ⇒クローズで)
高齢者向けのツイッター端末が登場(らくらくホンのように)
高齢者見守り (例:ドアなどのセンサーが感知するとタイムラインに)
第五章 地域ツイッター活用についてのまとめとノウハウ提供
地域ツイッターの可能性
つぶやきポリシーと特徴づくり
PRよりも地域への貢献意識(感謝貨幣を貯める)
地域性・人間性を表現する
地域や地域外とのコミュニケーション能力、積極的な対話
ハッシュタグ(#)の活用(地域間交流)
フォロワーを増やす仕組みづくり
(つぶやきの質量、相互フォロー、オリジナリティ、人間性・地域性など)
他のツールとの連携 (公式ページ、ブログ、SNS、動画等)
ツイッタは手段、目的は?
以上