ブログを書き続けることで蓄積したウッフィーの効用(前篇)
7月1日、今泉さんが主催した「リワイヤリングセミナー」にて、「ブログを書き続けることで蓄積したウッフィーの効用」というタイトルで30分ほど、お話をさせていただきました。前編と後編に分けて、お話をした内容を少しご紹介させていただきたいと思います。
まず、ブロガーとしての紹介ですが、2007年6月から3年以上、1,100日間以上、ITをテーマとしたブログを書き続けていることをご紹介しました。取り上げるテーマも「クラウド」「情報通信政策」「スマートグリッド」、そして「電子書籍」など、ある程度絞ってとりあげさせていただいています。1日、ブログを書くのは、30分から1時間程度ですが、毎日の小さな積み重ねが大きな成果を生むきっかけをつくっていると考えています。
ブロガーとして、自分なりにはポリシーをもって行動しています。オルタナブログのルールでもありますが、実名で写真を掲載することは、自分が発信する情報に対しての責任が問われることになります。そして、最も意識しているのは、毎日投稿し続けることです。毎日、IT関連のブログを投稿することは、誰もが簡単に真似できるものではなく、継続力のある人間であるという信頼感の獲得につながります。そして、クラウドや情報通信政策など、自分が得意とする領域を絶えず発信することによって、自分自身のプレゼンスや市場価値の向上につながるものと考えています。
ブログから得られたことは、本当に数限りなくあります。一番大きいのは、膨大な社外のつながりが形成できたこと。そして、今では社外だけでなく、社内でも声をかけていただいたり、ブログを読んだり、ツイッターでフォローしていただいている方が本当に増えてきています。社外でクラウドに関するプレゼンスを向上させ、そしてそれを逆輸入し、自分でしたい仕事を選ぶことができる環境を徐々ではありますが、創りだすことができてきたのではないかと感じています。
この1、2年間、本当に1枚の資料では書ききれないほど、多くの依頼をいただきました。正確には数えていませんが、講演の件数は、30回近くになっていることでしょう。今年に入ってから、幸いにも昨年講演をさせていただいたところからも、声をかけていただくケースも増えてきました。また、読売新聞や日経産業新聞などで取材をしていただいて、自分の名前が載ったことは、大変いい思い出になっています。特に読売新聞では写真が掲載され、両親が本当に喜んでくれました。
そして、意識してるのは、名刺です。通常、人と人と出会うときは、会社の名刺で名刺交換をするが一般的かと思いますが、できるだけ社外の集まりで名刺交換をするときは、会社の名刺を一番下にして、ブロガーや著者の名刺を前にだして、名刺交換をするように意識をしています。こういった名刺のほうが相手にとって、インパクトがあり、記憶に残りやすいのではないかと思っています。会社の肩書きに頼るのではなく、自分自身を覚えてもらうというアプローチが重要ではないかと感じています。
後編やツイッターを中心に少しまとめてみたいと思います。