ツイッターとビジネス活用(3)~アカウントの使い分け(クラウド・電子書籍・情報通信政策)
私自身のツイッターの活用はのメインは個人アカウントですが、その他にも「わんとぴ」で、「クラウド」、「電子書籍」、「情報通信政策」の担当をさせていただいています。
「クラウド」は、一番早くから開始し、ツイート数は600弱、でフォロアー数は1,500を超えました。以前から研究していた分野でもあり、比較的多くつぶやきをしています。本件は、ITmediaの方から推薦があって始めたアカウントです。
「電子書籍」に関しては、もともと詳しくはありませんでしたが、これから電子書籍ビジネスは大きく市場が変化し、成長していくものと感じており、本アカウントでつぶやくことをし、自分なりに知識を蓄積しています。今では、だいぶ電子書籍ビジネスの大まかな流れにはついていけるようになりました。毎日のつぶやきの積み重ねが、専門分野をつくる早道なのかもしれません。
「情報通信政策」ですが、もともと業務に直結するために、自分のメモとしてつぶやきを開始しています。個人アカウント以外に3つのアカウントを持つということは、少々躊躇したのですが、今では、情報通信政策を振り返るツールとして有効に活用しています。
以上、個人アカウントと「わんとぴ」のアカウントを整理すると以下のとおりとなります。
個々のアカウントを見ると、飛び抜けてフォロワー数が多いというわけではないのですが、足し算をすると、フォロアー数が5,000を超えるまでになりました。
アカウント名 |
目的 | フォロー数 | フォロアー数 | リスト数 |
個人利用 | 374 | 2,292 | 270 | |
クラウド(わんとぴ) | 1,625 | 1,532 | 260 | |
電子書籍(わんとぴ) | 1,074 | 1,026 | 174 | |
情報通信政策(わんとぴ) | 259 | 257 | 41 | |
合計値 | 3,332 | 5,107 | 745 |
個々の専門アカウントを持っていると、以下のようなメリットが考えられます。
「クラウド」、「電子書籍」、「情報通信政策」が専門分野であると思われる
私自身が専門家であるのかは、あまり自信がないところもありますが、ITmedia上でつぶやくことによって、その分野に詳しいという人間として評価していただける機会も増えてきています。
これまでは、クラウドの関連の依頼が中心でしたが、最近では「電子書籍」や「情報通信政策」関連の問い合わせや依頼も社外からいただくようになりました。
分野別のアプローチができる
「クラウド」をフォローしている方は、クラウドに何らかの関心を持っている方で、「電子書籍」をフォローされている方は、もちろん電子書籍について何らかの関心を持っている方です。つまり、分野別にいろんな情報発信をし、ビジネスに展開していけるメリットがあります。例えば、自分が担当する講演や、セミナーや勉強会などは、個人のアカウントでつぶやいているものよりもインパクトがあったりすることがあります。特に、セミナーの事務局をさせていただいた際には、「クラウド」のアカウントを利用し、数日で定員(300名)を集めることができました(もちろん、ツイッターだけの影響だけではありませんが・・)。まだ、「電子書籍」や「情報通信政策」に関しては、そのようなアプローチはしていませんが、機会を見て、いろいろとトライしてみたいと考えています。
ツイッターで分野別に人を集められる機会(プラットフォーム)を創ることができれば、ビジネスとしての広がりも見せることになるのではないかと感じています。
個人の情報収集ツールとして
最後に、一番意識しているのは、自分の日々の情報収集ツールとしての活用です。以前は、はてなブックマークなどのソーシャルブックマークを利用していましたが、あらかじめ、分野を意識してつぶやくという習慣を身につけることで、その分野の知識を蓄積し、専門性を高めるメリットがあるということを実感しています。意識しているのは、単にURLをピックアップするのではなく、常にコメントをつけるようにしています。コメントをつけるためには、文章を読み、文章の中で何を主張しようとしているのか、ポイントを抑えるという作業が必要となってきます。
自分の情報収集の結果をフォロワーの方々と常に共有できることが、ほぼ毎日更新のモチベーションとなっています。
まとめ
個人のアカウントと専門分野のアカウントを持つことによって、ビジネスに直結する機会も増えてきます。テクニックでフォロワーを増やすのではなく、自分が何をつぶやき、何を得意としているのかを伝えていくことが大切であり、その結果、フォロワーが自然と増えていく流れを作っていくのがベターだと考えています。そういった意味で、個人アカウントと専門アカウントの使い分けは、今後益々重要になっていくのではないかと考えています。