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出版への道(2)壮大なテーマへの挑戦

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私が取り組み始めたテーマは、当初は、IT業界の中の一部では話題になりつつありましたが、世間から見れば、全く知らないテーマでもありました。そこで、このテーマが果たして一般の人から受け入れられるテーマなのか、という半信半疑なところもありました。それから、このテーマについては、これまで書籍として出てきたことがなかったテーマであり、参考となる文献も非常に限られていました。自分にとっては壮大なテーマで、出版社にとっても未知のテーマでした。処女作にしては、非常に難易度の高いテーマではなかったかと思います。

そのため、このテーマの本を書くにあたって、どのような構成にし、どのようなレベルで、そしてどのような読者を対象に書いていけばいいのか、目次の構成から試行錯誤を繰り返しました。そして、書き続けている中で、トレンドは常に進化し、リーマンショックと呼ばれるように大きく景気が後退した時期でもありました。好景気の時期と不景気の時期では、文章の書き方も大きく方針転換をする必要がありました。 

原稿の骨格を決めるまでに試行錯誤を繰り返し、相当の時間を要すことになりました。8月末から書き始めて、出版社から提示された原稿一次締め切りは、10月末。そして出版予定目標日は12月末といのが予定でしたが、予定どうりには進みませんでした。

原稿のテーマの骨格を決めていくにあたって、リサーチ活動も始めました。セミナーや講演などにも足を運び、各社の担当者からのインタビューも少しづつ初めました。驚いたことに同じテーマであるにも関わらず、立場によって、非常に様々な見解があるため、何か正解なのか非常に判断が難しい状況に陥りました。  

9月と10月の2ヶ月間、文章の論理的構成が破綻し、ただのブログを並べただけの文章構造になってしまいました。


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