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NGNとユーザ視点(1) はじめに

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先日、日本学術振興会のある委員会でNGNの話をしてきました。その内容のポイントを何回かに分けてご紹介してきたいと思います。

1. はじめに 

NTT東西が、今年の3月31日からNGN(Next Generation Network=次世代ネットワーク)の提供を開始しました。今年度中に順次、全国主要都市に拡大する予定です。5月の決算期においては2010年度末までに、光ブロードバンドサービスの「フレッツ光ネクスト」が、現行のBフレッツと同レベルの提供エリア全域に広がる予定をたてていましたが、当初の計画から1年前倒しして2009年度中に提供エリアを展開することを明らかにしています。2010年度に光2000万契約を達成するために、NGNの本格的な普及に向けての施策の展開が急務となっています。

NGNは、従来の固定電話網の信頼性や安定性と、IPネットワークのオープン性や経済性の両方のメリットを備えた次世代ネットワークであり、主にQoS(Quality of Service:品質保証)、セキュリティ、信頼性、オープンなインタフェースといった特徴を持っています。 

NGNが情報社会にどのような変化を与えていくのか、またその期待と課題についてこれまで寄稿させていただいたNGNの記事等を取り上げながら整理することとします。

2. ITmediaエンタープライズの記事から 

NGNの記事については、ITmediaエンタープライズ、そして、ITmedia オルタナティブ・ブログに数十程度の記事を寄稿させていただきました。記事の一部の概要を紹介するとともに、ユーザがどのような記事に興味を持っているか、どのような記事をクリップ(ブックマーク)しているか、そして、どのようなキーワードで検索しているのか等についても整理していきます。

ITmediaエンタープライズについては、6月、7月の2ヶ月にわたって「中堅中小企業の経営力強化」というテーマでNGNやSaaS(Software as a Service)等に特化した形で4回ほど寄稿させていただいた。タイトルは以下のとおりとなります。 

【テーマ1】『NGNを使った行政サービスが中小企業の業務を効率化』   
【テーマ2】『SaaS over NGNが中小企業のIT化の鍵に』   
【テーマ3】『NGNが新しいビジネスを作り出す』   
【テーマ4】『クラウドコンピューティングの実現とNGNの役割』

それぞれの概要については、次回から述べさせていただきます。


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