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NGNの話をしてきます

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先月、情報通信学会関西支部大会でNGNの講演+パネリストとして参加してきました。今回は、日本学術振興会のある委員会にてNGNの話を1時間程度してきます。場所が鹿児島なので今日から泊まりです。テーマとなるのは、「NGNは情報社会を変えるか:期待と課題について」です。

本件でお話をする内容は、改めてブログ等で一部ご紹介していきたいと思いますが、ポイントとなるのは、ユーザ側の視点です。これまでITmediaエンタープライズやITmedaオルタナティブ・ブログの中でNGNに関する記事を30近く書いてきました。アクセス状況を見てみると、ユーザがNGNに対してどのような検索をしているか、どのようなアクセスがあるか、そしてどのような記事をブックマークしているかという傾向がある程度、把握できるようになりました。  

NGNは、ようやく提供エリアが拡大傾向にあるものの、なかなか盛り上がりを見せていないのが現状ではないかと感じています。例えば、比較対象が適切ではないかもしれませんが、「クラウド」と「NGN」のブログを書いたらどちらがアクセス多いか?という問いがあったら、「その差は歴然としています」と答えるでしょう。NGNはエリアの拡大とともに、ユーザの関心事は反比例して下がっているような気もしています。

という危機感を、自分自身は、ブログによる市場との会話を通じて感じています。Googleのニュースアラートで「NGN」のキーワード登録していますが、アラートとしてあがってくる多くは、「メーカーの機器がNGNに対応」という内容です。残念なことにNGNをユーザ視点や今後の動向などを記述する記事を最近見かけることが少なくなりました。 

NGNを利用して何ができるか、というより、どのようなことでNGNが役に立つのか、もっと広い範囲で活発な議論や情報発信、そして、取り組みが必要なのではないかと最近感じているところです。


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