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日本の「新経済成長戦略」

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福田総理大臣の辞任、そして景気低迷と日本の先行き不透明感や閉塞感が漂っています。果たして日本の将来はどうなるのでしょうか?日本の今後の成長はあるのでしょうか?

経済産業省は9月9日、「新経済成長戦略」の改訂を公表しました。2008年6月に発表した「経済成長戦略」に掲げられた施策についての進捗と現在の取組状況を検証し、策定当時に想定していなかった環境変化を踏まえ、新たな成長への道筋を示し、それを実現するために強化・加速すべき施策をとりまとめています。

「新経済成長戦略」策定時(2006年)から比べると、最大の環境変化は
資源高に伴う交易条件の悪化としています。驚くことに、交易損失は約21兆円(07年)となっています。

そのため以下の2つの基本戦略を掲げています。

  • 「資源生産性」の抜本的向上に集中投資し、資源高時代、低炭素社会の勝者になる。
  • 製品・サービスの高付加価値化に向け、イノベーションの仕組を強化、グローバル化を徹底し、世界市場を獲得する。

上記、「2つの基本戦略」をベースに、以下の3つの柱で、「新経済成長戦略」を強化するとしています。

「資源生産性競争」時代における経済産業構造の構築

  • 「資源生産性」の抜本向上による経済構造の転換
  • イノベーション強化により世界市場に打って出る
  • 原子力の内外での展開・太陽光等「資源大国」を実現

世界市場獲得と持続的発展のためのグローバル戦略の再構築

  • 資源国、新興国との戦略的な関係の構築、資源外交
  • アジア市場との一体化による成長活力の取り込み
  • 自由で開かれた国際経済体制の構築

地域・中小企業・農業・サービスの未来志向の活性化

  • 内需依存度の高い中小企業、サービスの国際展開
  • 潮目の変化を活かした農業の新展開
  • 地域医療制度の抜本的な改革

冒頭に、

~ ピンチをチャンスに変えて、“資源生産性競争に勝つ”、“世界市場に打って出る” ~

と言う言葉があります。日本の現状は冷静に見ると非常にピンチの状態にあるというのは事実でしょう。このピンチをチャンスに変えて日本がまた成長路線に向かうのか、世界市場でプレゼンスを高めていくことができるののでしょうか。今後の総裁選の選挙も踏まえて、日本の行方は気になるところです。


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