日本が抱える「ABCDE」の大きなリスク
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昨年まで好景気という感がありましたが、最近は、ガソリン価格の高騰によるインフレ懸念が強まってきています。日本の景気は今、正念場を迎えています。
「日本進化論」の中では、日本の景気について「A」から「E」のアルファベットで表現しています。その一部を紹介してみましょう。
昨年、日本は好調だった理由は、「ABCD」で表現されるケースがあるようです。
「A」 アメリカ経済の好況
「B」 銀行の不良債権処理
「C」 中国経済の好調
「D」 デジタル景気
そして、今の日本は「ABCDE」という大きなリスクを抱えています。
「A」 Aging(高齢化)
「B」 Bureaucratism(官僚主義)
「C」 Closed Society(閉鎖社会)
「D」 Domestic Focus(国内中心主義)
「E」Environment(環境)、Energy(エネルギー)
少子高齢化が進み、低迷する日本の政治、そして、ガラパゴス現象と揶揄される日本。パラダイス鎖国と呼ばれるように国内でも幸せな日本。今年最大のテーマの一つになっているCO2削減などの環境問題。
日本が抱える「ABCDE」の大きなリスクは、グローバル化する流れの中で、真剣に取り組んでいかなければならないテーマでもあります。今日から洞爺湖サミットが始まります。洞爺湖サミットとこの「ABCDE」のリスクは必ずしもあてはまるわけではありませんが、私たち一人ひとりが真剣に考え取り組んでいかなければならないテーマ(課題)が増えてきていることは確かなようです。
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