今の日本は「パラダイス鎖国」よりも悪くなっているかもしれないが・・
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「便利さや物の豊富さでは日本はトップクラスであり、外国への憧れをもたなくなった日本。」そういった様子を「パラダイス鎖国」と呼んでいます。「パラダイス鎖国」の現象については、以下のことが述べられています。
- 日本はかって、輸出大国であった
- 日本の企業が海外で競争力を失ってしまった
- 内需主導型になって国内ばかり重視し、産業構造が大きく変わった
- 日本は海外で無視されるようになっている
- 日本はすっかり豊かになり、暮らしやすくなった
- 日本人は、海外にあまり興味をもたなくなった
- なんとなく閉塞感がある
パラダイス鎖国状態が続くと、これまで築いてきたジャパン・ブランドが消滅し、長期的に生活水準の低下を招く危険がある、としています。
ガソリン価格の高騰や4月から始まった後期高齢者医療制度により、生活面における不安感が広がり、景気の先行き不透明感が漂っています。バターの品不足が続いているのも、中国等の利用が拡大し、日本が輸入できる体力と世界への影響力が低くなってきていると考えることができるかもしれません。
日本は、「パラダイス鎖国」よりもむしろ悪化している状態と言えるのではないでしょうか。
一方で「パラダイス鎖国時代」は新しく日本が生まれ変わるきっかけをつくる過渡期でもあると指摘しています。
最後に書かれていることは、
軽やかに、前向きに、少しずつ、開国へと向かってゆこう。ウェブ時代だからこそ、多くの人にそれができる。「お国のため」でなく、自分のために、広い世界とパイプを持とう。日本が堂々たる先進国になった時代の新しい日本人像は、遠い世界に住む偉い人ではなく、たくさんの普通の人たちの中にある。
「パラダイス鎖国」に安住せず、過渡期の中で、開国という新しい世界に向かって再び扉を開いていける日本であればと考えています。
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